気動車 > 旧気動車
1954年製造開始のレールバス。 全長は10m。
総括制御は非対応。
1954年製造開始。旧形式はキハ10000。12両製造。
エンジンは0番台はDS21(60PS)、50番台はDS22(75PS)。 変速機は機械式。
1955年製造開始。17両。旧形式はキハ10000 (10012-10028)。
1956年製造開始。20両。旧形式はキハ10200 (10200-10219)。 酷寒地用。
旧称は48100形。70両。 1955年製造開始。トイレなし両運転台車。
1955年製造開始。キハ17の両運転台タイプ。
エンジンはDMH17B(160PS)。台車はDT19/TR49。
100番台
北海道用。耐寒性能が不足しており、キハ12、キハ21、キハ22登場後は
内地で使用された。
1956年製造の気動車。22両生産。 両運転台式、トイレ付。 キハ11-100番台の耐寒性能が不足しており、この対応のためにつくられた。
エンジンはDMH17B(160PS)。 台車はDT19/TR19。
1953年製造開始。402両。 旧称はキハ45000。 トイレつきの片運転台車。
国鉄量産型気動車としては初めて液体変速機を採用。 総括制御が可能。
エンジンはDMH17B(160PS)、のちにDMH17C(180PS)に換装。
北海道では札幌、室蘭で配置された。
1988年製造開始。11両。
車体長さ15.8m。 エンジンはDMF13HS 250PS。
台車はN-DT130、N-TR130。
耐寒性能の低さ、塩害等により早期に廃車された。
1979年製造開始。キハ82系の置換用の気動車。
車輪径は860mm。
900番台
試作車。
最高速度は100km/h。1985年以降に110km/h対応。
12台製造。2001年に廃車。
改造後は250ps、500psに増強。
台車はダイレクトマウント空気ばね台車。
ブレーキは踏面式両抱き式ブレーキ。 制御はCLE空気ブレーキ。
発電エンジン | 台車 | 変速機 | |||
キハ183-900 | DMF15HSA(220ps) | ○ | DT47/TR233 | DW10 | 非貫通先頭車、普通車 |
キハ182-900 | DML30HSI(440ps) | × | DT48/TR233 | DW9A | 中間車、普通車 |
キハ184-900 | DMF15HSA(220ps) | ○ | DT47/TR233 | DW10 | 中間車、普通車 のちにキロ184-900に改造 |
キロ182-900 | DML30HSI(440ps) | × | DT48/TR233 | DW9A | グリーン車 |
発電エンジンはDMF15HSA-G(230PS)、発電装置はDM82(180kVA)。
DT47 | 1軸 | 試作キハ183とキハ184 |
DT48 | 2軸 | 上記以外 |
TR233A | 付随 |
基本番台
1981年製造開始。仕様は900番台に近い。
エンジンは900番台と同じ。台車は変更されている。
最高速度は100km/h。 1985年以降にエンジン出力増強し110km/hに対応。改造後は250ps、500psに増強。 2018年に廃車。
台車はDT47A、DT48A、TR233A。試作車の台車を軽量化したもの。
発電エンジン | 台車 | 変速機 | |||
キハ183-0 | DMF15HSA(220) | ○ | DT47A TR233A | DW10 | 非貫通先頭車、普通車 |
キハ182-0 | DML30HSI(440) | × | DT48A TR233A | DW9A | 中間車 |
キハ184-0 | DMF15HSA(220) | ○ | DT47A TR233A | DW10 | 電源装置付中間車、のちに一部キハ183-100に改造 |
キロ182-0 | DML30HSI(440) | × | DT48A TR233A | DW9A | グリーン車、のちに一部キロハ182に改造 |
DT47A | 1軸 |
DT48A | 2軸 |
TR233A | 付随 |
100番台
キハ183-100
キハ184-0(電源付中間車)を先頭車(キハ183-100)に改造したもの。貫通型。4両改造。
2016年に廃車。
キハ182-100
キハ182-0に本線走行可能な回送運転台を設置した車両。
200番台
キハ183-200
キハ183-0のエンジン(220PS)をDMF13HZC(420PS)に換装したもの。
キハ182-200
キハ182-0のエンジン(440PS)をN-DMF18HZ(600PS)に換装したもの。
キハ182-550の列車転用の代替としてつくられた。
1986年から製造。N183系とも呼ばれる。
先頭車は貫通構造になった。 キハ182/183のみで、184は製造されていない。 初期の最高速度は110km/h。のちに120km/hに対応。
台車は国鉄気動車初のボルスタレス台車。DT53(1軸)、DT54(2軸)、TR239。 ディーゼル発電機は床下に設置。 ヨーダンパは準備工事のみ。
ブレーキはダイナミックブレーキの準備工事がなされている。
発電エンジン | 台車 | 変速機 | |||
キハ183-500 | DML30HSJ(550ps) | × | DT54 TR239 | DW12 | 貫通型先頭車、普通車 |
キハ183-1500 | DMF13HS (250ps) | ○ | DT53 TR239 | DW13 | 貫通型先頭車、普通車 |
キハ182-500 | DML30HSJ(550ps) | × | DT54 TR239 | DW12 | 中間車、普通車 |
キロ182-500 | DML30HSJ(550ps) | × | DT54 TR239 | DW12 | 中間車、グリーン車 |
発電装置はDMF13HS-G(230PS)。 DW12/DW13はダイナミックブレーキを取付可能。
400番台
500番台の機関出力を抑えたもの。
とかちのキハ261系化で余剰になった車両が改造された。
臨時列車、臨時北斗に使用。
1988年から製造。 NN183系とも呼ばれる。 500番台に似た仕様。最高速度120km/h。改造後は130km/h。
ヨーダンパを装備する。
発電エンジン | 台車 | 変速機 | |||
キハ183-1550 | DMF13HZ(330ps) | ○ | DT53 TR239 | DW13A | 先頭車、普通車 |
キハ182-550 | DML30HZ(660ps) | × | DT54 TR239 | DW12A? | 中間車、普通車 |
キサロハ182-550 | × | × | N-TR239 | × | 中間車、ダブルデッカー |
2550/3550番台
1993年から改造。
500/550/1550番台を改造、130km/h運転に対応したもの。
主にブレーキまわりを改造。
2016年に区分消滅。
種車 | 番号 | 改造後 | エンジン | 発電 | 台車 | 変速機 |
キロ182-500 | +2050 | キロ182-2550 | DML30HZ(660PS) | × | DT54 TR239 | DW12A |
キハ183-1550 | +2000 | キハ183-3550 | DMF13HZ(330PS) | 〇 | DT53 TR239 | DW13A |
キハ182-550 | +2000 | キハ182-2550 | DMF30HZ(660PS) | × | DT54 TR239 | DW12A |
キロ182-2550はエンジンをDML30HZ(660PS)に変更。
4550番台
1993年から改造。速度120km/h、130km/h両方に対応したもの。
ブレーキまわりを改造。
キハ183系500番台と連結可能。
番号 | 改造後 | エンジン | 発電 | 台車 | 変速機 | |
キハ183-1550 | +3000 | キハ183-4550 | DMF13HZ(330PS) | 〇 | DT53 TR239 | DW13A |
キハ183-3550 | +1000 | キハ183-4550 |
3550+1000は1両のみ(4559)。
1989年製造。 クリスタルエクスプレス トマム・サホロ用の車両。
登場時は3両。 1990年にダブルデッカーのキサロハ182-5101を新製、4両となった。
エンジンはN-DMF13HZA(330PS)。キハ183は2基、キハ182は1基。 キハ182には電源装置(DH82A)を搭載。
台車はキハ183はN-DT53A。 キハ182はN-DT53A、N-TR239。
キサロハ182はTR69Dを改造。
7550-9550番台は2013年に発生した火災事故への対策をしたもの。
7550/8550番台
2014年から改造。2550/3550番台を改造したもの。
安全対策のためエンジン、変速機等を取り替えている。
またこの工事により130km/h運転は中止された。
エンジンはN-DMF13HZK(460ps)。キハ261系のエンジンの仕様を変更したもの。 7550番台は出力が減少、8550番台は増加している。
変速器は変速1段直結4段。
7550
種車 | 番号 | 改造後 | エンジン | 発電 | 台車 | 変速 |
キハ182-2550 | +5000 | キハ182-7550 | 660PS→N-DMF13HZK(460PS) | × | DT54 TR239 | N-DW16A |
キロ182-2550 | +5000 | キロ182-7550 | 660PS→N-DMF13HZK(460PS) | × | DT54 TR239 | N-DW16A |
8550
種車 | 番号 | 改造後 | エンジン | 発電 | 台車 | 変速 |
キハ183-3550 | +5000 | キハ183-8550 | 330PS→N-DMF13HZK(460PS) | 〇 | DT53 TR239 | N-DW16A |
9550番台
2015年から改造。4550番台のエンジン、変速機等を
安全対策のため取り替えたもの。
種車 | 番号 | 改造後 | エンジン | 発電 | 台車 | 変速 |
キハ183-4550 | +5000 | キハ183-9550 | 330PS→N-DMF13HZK(460PS) | 〇 | DT53 TR239 | N-DW16A |
1957年製造。 キハ20に耐寒装備を追加したもの。 北海道、北東北で使用された。 両運転台。
耐寒性能が弱かったため、北海道では比較的温暖な地域で使用された。 翌年には改良型のキハ22が開発された。
エンジンはDMH17B(160PS)、のちにDMH17C(180PS)に換装。
台車はDT19、TR49。
1958年製造開始。 キハ21の改良型、耐寒仕様。両運転台。 北海道、北東北で使用された。
扉の位置を車端部に変更、窓は二重窓になっている。 床には断熱材を増設しているため、床面が50mm高くなっている。
エンジンはDMH17C(180PS) 1基。 台車はDT22/TR51。
初期の塗色は黄かっ色2号+青3号。 1980年頃から首都圏色に変更された。1994年頃に全廃車。
0番台
170両製造。
台車はDT22A、TR51A。
200番台
1963年より製造。改良型。室内灯を蛍光灯に変更。
台車はDT22C、TR51B。143両(201-343)。
143両製造。
台車はDT22C、TR51B。
600番台
1980年に200番台を簡易郵便荷物車に改造したもの。5両。
700番台
1989,1990年に改造。ワンマン化改造車。
塗装はJR北海道色に変更。
キハ45系の一種。
1967年製造。キハ23の北海道仕様の気動車。両運転台。 エンジンは1基。10両のみ生産。
1995年廃車。
1961年製造開始。 キハ56系のグリーン車。28両。 エンジンはDMH17H×1。台車はDT22A、TR51A。
当初は冷房なし、1968年までに全車冷房化。
0番台
1961年製造開始。18両。
初期は冷房がなく、1964年から搭載された。
1986年廃車。
100番台
1963年製造開始。長大編成に対応。7両。
1987年廃車。
200番台
1968年製造。冷房付。3両。
1988年廃車。
201はのちにキハ29 1に改造された。
キハ56と同型の1エンジン車。 1961年製造開始。102両。 エンジンはDMH17H(180PS)、1基。 台車はDT22、TR51。
0番台
1961年製造開始。
100番台
1963年製造開始。長大編成に対応。
200番台
1968年製造。キハ56-200同等の仕様。
500番台
1988年に200番台を快速ミッドナイト用に改造したもの。2両。
座席交換、冷房搭載が行われた。
2001年廃車。
550番台
1988年、1990年に200番台を快速ミッドナイト用に改造したもの。4両。
座席は撤去しカーペットカーとなった。また冷房搭載が行われた。
2001年廃車。
JR北海道の特急用気動車。
車体はステンレス、先頭部分のみ鋼鉄製。 ヘッドライトは5灯。 重心を下げるため車輪径は810mmになっている。
エンジンはN-DMF11HZA(355PS)。1両あたり2台搭載。 試作車はDMF11HZ(350PS)。
のちに全車両N-DMF11HZDに換装された。
変速機はN-DW15。変速1段直結3段式。
(台車)
試作車の台車は先頭車がN-DT281、中間車はN-DT280X。
N-DT281はJR四国2000系のS-DT56をベースに耐寒耐雪機能を強化したもの。 振子はコロ式、基礎ブレーキ装置は踏面両抱。
N-DT280Xは振子はベアリングガイド式、 基礎ブレーキ装置は車輪側面取付のディスクブレーキ。
量産車はN-DT281A。 ヨーダンパ付ボルスタレス式。 N-DT281の振子をベアリングガイド式にしたもの。
車輪径は810mm。 振子機構は試作車はコロ式、量産車は曲線ベアリングガイド式。 最大傾斜角は5度。
ブレーキは踏面ブレーキ。 試作車は先頭車は踏面、中間車はディスクブレーキ。
ブレーキ制御は機関・排気ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ。
キハ281 | 901 902 1-6 |
キハ280 | 901 1-4 101-110 |
キロ280 | 1-4 |
キハ280-900
試作車。トイレ洗面なし。
キハ280-0
トイレ洗面あり。車椅子対応。多目的室あり。
キハ280-100
トイレ洗面なし。
1972年試作のガスタービン気動車。 振子構造も採用。
ガスタービンはIM100-1R(1100PS)。
車体は3体の連接構造。台車は4つ。
M2はボギー、T1,T3は振子構造。
1987年に廃車。
1966-1969年製造。 いくつかの車両のグループとなっている。
北海道用は扉は片開き、二重窓。
1966年に製造された北海道用の片運転台車両。6両製造。 キハ45系に属する。
運転台以外の仕様はキハ24とほぼ同一。 1992年に廃車。
キハ20系の両運転台車両。全長21.3m。 エンジンは2基。
0番台
1958年より。エンジンはDMH17C。
100番台
1962年より。エンジンはDMH17H。
500番台
1986年に10両改造。
キハ56を両運転台に改造したもの。
形式はキハ53形だが、キハ45系とは無関係。
旭川と釧路に配置され、宗谷本線、名寄本線、根室本線等で使われた。 JR化後は深名線、札沼線末端で使われた。 1996年までに廃車。
下記の車両の総称。 準急用。急行にも使用された。
10系客車の軽量化技術が採用された。 耐寒耐雪構造ではないが北海道でも使用された。
1956年製造開始。 片運転台車。エンジンは2基。 当初の形式はキハ44800-44804。1957年に改称。
車体長約21.3m。
エンジンはDMH17B(160PS)。
キハ58の極寒地向け。 1961年の札幌-釧路間急行狩勝に使われた。 121両製造。
エンジンはDMH17H(180PS)、2基。 窓は小型二重窓。床は木板張り。 台車はDT22A。
基本番台
1961年から製造。
一部は両運転台改造を受け、キハ53500番台になった。
1987年廃車。
100番台
1963年から製造。長大編成に対応したもの。
一部は両運転台改造を受け、キハ53500番台になった。
2000年廃車。
200番台
1968年製造。
キハ58-1100等と同等のモデルチェンジが行われた。
1969-1970年にキハ82系不足により暫定措置で特急北斗に使用された。
改造車以外は2001-2002年廃車。
2001/6/23 24にさよならキハ56(旭川-留辺蕊)が運転された。 キハ56-211、202。 この数日後に札沼線でビール列車に使われ、これが最後の営業運転となった。
2両はキハ59に改造。
信越本線碓氷峠用の急行気動車。36両。 1961年製造開始。
碓氷峠区間はED42またはEF63で牽引。
台車は空気ばね式のDT31、TR68。
いくつかの車両のグループとなっている。
信越本線用
一般用
中央本線用
1961年製造開始のキハ58系気動車。本州以南用。
エンジンはDMH17H(180PS) 2基。
改造車
0番台
1985年改造。キハ56 201、209を
アルファコンチネンタルエクスプレス用に改造したもの。先頭車2両。
100番台
1986年改造。キハ56 212を改造したもの。中間車1両。
500番台
JR東日本のグラシア、こがね用の車両。
キハ81系の食堂車。3両。付随車。 のちにキシ80 900番台に改造。
キハ82系の食堂車。
0番台
37台製造。DMH17H(180PS)を2台搭載。
1990年廃車。
1両(キハ80-29)はキシ80-501に改造。
500番台
トマムサホロエクスプレス用に0番台を改造したもの。501 1両のみ。
900番台
キサシ80形を改造編入した食堂車。3両。
DMH17H(180PS)を2台を新たに搭載した。
1976年廃車。
1960年製造開始。 キハ80系の中間座席車。166両。
DMH17H(180PS)を2台搭載。
台車は1-12はDT27、のちにDT31B。 13-118はディスクブレーキ式のDT31A。119-はDT31B。
901はDT31Bに交換された。
1960年製造開始。 先頭車はボンネット形の非貫通式。26両。
エンジンはDMH17H(180ps)。 キハ81は1台、キハ80とキロ80は2台。 キサシ80は走行用のエンジンはない。
エンジン | 発電用エンジン | ||
キハ81 | 1 | 1 | 先頭車 |
キハ80 | 2 | 0 | |
キロ80 | 2 | 0 | |
キサシ80 | 0 | 1 | 食堂車 |
キハ81系の非貫通先頭車。6両製造。 ボンネット形。 エンジンはDMH17H(180PS) 1台。 台車はDT27。
1979年全車廃車。
キハ82系の貫通型先頭車。1961年製造開始。110両製造。 エンジンはDMH17H(180PS) 1台。 台車はDT31A。78以降はDT31B。
1961年製造開始の気動車。キハ81系の改良型。 先頭車は貫通型に変更された。
エンジンはDMH17H(180PS)。先頭車は1台、中間車は2台搭載。
使われた主な列車
エンジン | 発電用エンジン | ||
キハ82 | 1 | 1 | 貫通型先頭車 |
キハ80 | 2 | 0 | |
キロ80 | 2 | 0 | |
キシ80 | 2 | 0 |
電源容量が必要な場合はキハ82が増結された。
台車はDT31A/TR68、またはDT31B/TR68A。
変速は変速1段、直結1段。
ブレーキは電磁自動空気ブレーキ。
900番台
1968年以降にキハ81系の車両を改造したもの。
1960年製造開始のグリーン車。62両。
台車は1-5はDT27、のちにDT31Bに交換。 6-47はディスクフレーキ式のDT31A、48-はDT31B。
一部はキハ80-900(1両)、キハ82-900(2両)に改造。