暗号資産


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暗号資産

(あんごうしさん)

Crypto-asset.

インターネット上で通貨のように使用できるサービス。 特定の国家による価値の保証はなく、電子データとして存在する。

専門取引所等で法定通貨と交換して入手する。 決済、送金、投機に利用される。 違法取引、脱税、マネーロンダリングに利用されることもある。

日本では2016年に成立した 改正資金決済法のうちの通称仮想通貨法で定義されている。

2020年に施行予定の改正資金決済法により、 名称を仮想通貨から暗号資産に改称することが決まっている。

発行総量には上限がある。 ビットコインでは2100万BTC。

仮想通貨取引によって生じた所得は原則として雑所得扱いになり、 課される。

仮想通貨法による定義

1号仮想通貨
「不特定の者」に対し使用でき、「不特定の者」と交換できる移転可能な電子的財産価値。

2号仮想通貨
「不特定の者」との間でビットコインなどと相互交換できる移転可能な電子的財産価値。

金融庁が登録する仮想通貨交換業者だけが業として販売を行える。


財産的価値として扱われており、通貨とはいえない。 金融商品でもないため、金融商品取引法の対象外。

売買取引は2017/7より非課税になった。

仮想通貨による収入は個人の場合雑所得扱いになる。 法人では営業収益。

電子マネーは発行会社がサービスをやめた場合残高は払い戻しされるが、 仮想通貨はサービス終了時に全く価値がなくなるリスクがある。

英数

ビットコインキャッシュを参照。

ビットコインを参照。

2018年に立ち上げられた暗号資産。 開発者はブラム・コーエン(Bram Cohen)氏。

ハードディスク上の未使用スペースを利用してブロックチェーンを検証するため 他の暗号資産よりも電力消費が少ないとされる。

Chiaではマイニングはファーミングと呼ばれる。

Decentralized Autonomous Organization. 自律分散型組織。 共通の目的を持って結成された暗号資産に関わる人々の集団のこと。

意思決定は集団的に共同でおこなわれる。

一般的には全ての人が参加できるが、規模の小さいDAOは制限がある場合がある。

トークンを保有することにより参加し、各権利を得ることができる。

Decentralized Finance. 分散型金融。 中央管理者が存在しない金融仲介アプリケーション。

取引記録はブロックチェーンに記録され、記録の精査や承認はユーザーが行う。

仲介者がいない分、時間、金銭的コストが低い。

イーサリアムを参照。

Initial Exchange Offering. 暗号資産発行元が交換業者を介してトークンを上場させ、投資家から資金を集める仕組み。

N

New Economy Movement.新しい経済運動の意。 2015/03に公開された仮想通貨プロジェクト。 単位はXEM(ゼム)。

2018/01にコインチェックでハッキングにより多額の仮想通貨が流出した。

日本での取り扱い

Non-Fungible Token. 非代替性トークン。 ERC-721かERC-1155を使って作られる。

ブロックチェーンを利用し、コピーできないデジタルデータ資産の作成が可能。 データ所有者は自由に二次流通ができる。

購入するとデジタル資産の原権利を所有できる。 ただしアメリカでは著作権は所有できない。

発行、取引はブロックチェーン上でおこなわれる。 ほとんどのNFTはイーサリアムブロックチェーン上に構築されている。

USDコイン。 ステーブルコインの一種。 いくつかの企業により形成される。

テザーリミテッドが2014年に発売した集中型ステーブルコイン。 最初につくられたステーブルコイン。 ERC-20トークンとして設計。

2022/4現在の時価総額は暗号資産中3位。

価格はアメリカドルと連携する。

暗号資産の一種。 韓国のTerraform Labsが発行するステーブルコイン。 無担保型(アルゴリズム型)。

2020年発売開始。

アメリカドルの価格に連動する。 また暗号資産LUNAとも連動する。

Virtual Asset Service Provider. 暗号資産に関連するサービスやプラットフォームを提供する法人や団体。

(いーさりあむ)

プラットフォームまたは暗号資産の名称。 2013年考案、2014年販売開始。 2021/1現在ビットコインにつぐ時価総額をもつ。

使用される仮想通貨はイーサ(ETH)。

スマートコントラクトを利用している。

(かそうつうか)

暗号資産の旧称。

(こーるどすとれーじ)

コールドウォレット。 暗号資産を保管するための方法のひとつ。

(すてーぶるこいん)

法定通貨と価値が連動するよう設計された暗号資産。 価格が安定しているためこの名がある。

(そらな)

ブロックチェーンプラットフォームおよびその中で利用する暗号資産の通称。 独自のコンセンサスアルゴリズムをもち、イーサリアムの約3800倍の処理能力を持つとされる。

通貨単位はSOL。

Dappsで開発される。

(とーくん)

既存の暗号資産プラットフォームのシステムを利用して発行された通貨。 独自のブロックチェーンは持たない。

一般的な暗号資産とは異なり、発行者、管理者が存在する。

個人、法人でも発行可能。

(はーどふぉーく)

ブロックチェーンの分岐により新たな暗号資産が発生すること。

(びっとこいん)

仮想通貨の一つ。単位はBTC。

最小通貨単位はSatoshi。 0.00000001BTC=1Satoshiとなる。

ウォレットにあるビットコインの量、アドレス同士の送金履歴は 取引情報等で公開されている。 ウォレットの持ち主等の個人情報は公開されない。

換金は暗号資産取引所、またはビットコインATMでおこなわれる。

ブロックサイズは1MB。

2014/2には日本の私設取引所マウントゴックスで 数百億円相当のビットコインが消失して経営破たんする事件が発生した (のちに同社CEOが逮捕)。

2017年以降は高騰が続いていたが暴落も多い。

(びっとこいんきゃっしゅ)

BCH. 2017/8にビットコインから分岐(ハードフォーク)してうまれた暗号資産。

ブロックサイズは32MB。

2018/11にビットコインABCとビットコインSVに分裂した。 ビットコインキャッシュの名前はビットコインABCが継承し、 ビットコインSVはあらたに暗号資産をたちあげた。

2020/11にもハードフォークがおこなわれた。

(ぶろっくちぇーん)

分散型の台帳記録システム。 データをブロックとして生成してつなげていき、 チェーン状のデータ構造を構築する。 途中のブロックを改竄すると以後のブロックと矛盾が生じるようになっている。

マイニングを通じてデータの同期がはかられる。 仮想通貨で使われるが汎用性が高く、他の技術でも使用できる。

各データは連続したブロックに格納される。 各ブロックは連結された一つ前のハッシュ値をもつ。 これをさかのぼることにより過去データをたどることができる。

ブロックを改竄するとハッシュ値が変わるため、後続の全てのブロックのハッシュ値を変更する必要があるが、 事実上困難であり、改竄されにくい。 ただしこの特性によりデータの編集、削除等はできない。

ビザンチン耐性があり、故障したコンピュータが存在しても動き続ける。

単一障害点が存在しない。

データはP2P方式の分散データストレージに保存され、ハッシュ値のみがブロックチェーンに記録される。

ブロックサイズはビットコインの場合最大1MB。

種類

(まいにんぐ)

ビットコインのブロック(約10分毎の取引履歴データ)をつなげるための データ処理作業をパソコンで代行すること。 マイニングは採掘の意。作業者はマイナーと呼ばれる。 マイナーが作業完了すると報酬としてビットコインが付与される。

(りっぷる)

XRP. トークンの一つ、またはプロトコル。 正確には仮想通貨ではなく、金融機関向けの決済・送金システム。


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