衛星 ロケット > ロケット日本
(ろけっとにほん)
日本のロケット
- 1931 旧陸軍と旧海軍が固体燃料ロケットの開発を開始
- 1935頃 液体燃料ロケットの研究を開始
- 1944 固体燃料ロケットを使用した有人グライダー「桜花」が完成
戦後は多くの資料が焼き払われた。
- 1954 糸川英夫がペンシルロケットを製作
- 1955/8 ペンシル300を発射、高度600m
- 1956 カッパロケット打上げ成功
- 1958 K6ロケット完成、国際地球観測年のプロジェクトに参加
- 1962 観測ロケットOT75を内之浦から打上げ
- 1962 K8ロケット10号機が墜落、爆発を起こす
- 1966-1969 L4S、L4Tロケットを打上げるが成功せず
- 1970/2/11 L4Sロケット5号機打上げ成功、おおすみを打上げ
- 1971/2 M4Sロケット打上げ、たんせいを打上げ
- 1981 N-II
- 1984 長野県臼田町(現佐久市)に直径64mのアンテナを設置
- 1985 M3S2、探査機さきがけとすいせいを打上げ、ハレー彗星観測用
- 1986 H-I
- 1987 ぎんが打上げ(X線天文衛星)
- 1997 M-V
- 1997 M5ロケット1号機打上げ、はるかを打上げ
- 1998 小惑星イトカワを発見
(かっぱろけっと)
K.
日本の観測用ロケット。
東京大学生産技術研究所が開発。
- K-1 1段式、ダブルベース燃料
- K-3 2段式
- K-6 2段式、コンポジット燃料
- K-8 2段式
- K-9M 2段式
- K-10 2段式
- 1956/9 K-1打上げ、高度10km
- 1958/6 K-6打上げ
- 1958/12 K-6が高度60kmに到達
- 1960/7 K-8 1号機打上げ
- K-8 10号機打上げ失敗、以降は内之浦で打上げ
- 1960/9 K-8 高度200km
- 1961/12 K-9L 高度350km
- 1962/11 K-9M 1号機打上げ失敗
- 1963/5 K-9M 2号機打上げ、電離層観測に成功
- 1964/8 インドネシアにK-8 RT-150を輸出
- 1965/8 K-10S 1号機
(らむだろけっと)
L.
日本の観測用ロケット。
カッパロケットの後継。
東京大学宇宙航空研究所が開発。
高度1000km以上への到達を目標とした。
全段固体燃料を使用。
打上げは鹿児島の内乃浦基地。
- L-2 2段 ポリサルファイド系燃料
- L-3 3段 ウレタン系
- L-3H 3段
- L-4S 4段 M-4Sの実験用、重力ターン方式を採用
- 1963 L-2 1号機打上げ失敗
- 1963/12 L-2 2号機、観測できず
- 1964 L-3 1号機
- 1966/7 L-3H 1号機
- 1966/9 L-4S 1号機打上げ失敗
- 1967/2 L-3H 高度2100km、内側バンアレン帯の観測に成功
- 1970/2 L-4S 5号機 国産衛星おおすみを軌道にのせることに成功
(みゅーろけっと)
M.
日本の観測用ロケット。
東京大学宇宙航空研究所が開発。
固体燃料。初期は4段式。
- M-4S 4段、L4-Sに近い構造
- M-3C 3段
- M-3H 3段、M-3Cの1段目を延長
- M-3S 3段、
- M-3SII 3段
- M-V 3段
M-3SIIは全段固体のロケットとして
世界で始めて重力圏脱出に成功。
- 1966/10 M1 1号機打上げ
- 1969/8 M-3D 1号機
- 1970/9 M-4S 1号機失敗
- 1971/2 M-4S 2号機、たんせいを軌道投入
- 1971/9 M-4S 3号機、しんせいを軌道投入
- 1972/8 M-4S 4号機、でんぱを軌道投入
- 1974/2 M-3C 1号機 たんせい2を軌道投入
- 1975/2 M-3C 2号機 たいようを軌道投入
- 1976/2 M-3C 3号機 CORSAの打上げ失敗
- 1977/2 M-3H 1号機 たんせい3を軌道投入
- 1978/2 M-3H 2号機 きょっこうを軌道投入
- 1978/9 M-3H 3号機 じきけんを軌道投入
- 1979/2 M-3C 4号機 はくちょうを軌道投入
ミューロケットの一つ。
3段式固体ロケット。
低軌道に1.8tの打上げ能力をもつ。
後継はイプシロン。
- 1997 1号機
- 2006 7号機 ひのでを打上げ
天文衛星4つ、惑星探査機2つを打上げた。
- M-V
- M-3SII
- M-3S
- M-3H
- M-3C
- M-4S
アメリカのデルタロケットの技術を導入して開発されたロケット。
3段式。液体燃料を使用。
- 1975/9 1号機 きく1号打上げ
- 1982/9 7号機 きく4号打上げ
アメリカのデルタロケットの技術を導入して開発されたロケット。
3段式。液体、液体、固体。
静止軌道に約350kgの衛星投入を目標とした。
- 1981/2 1号機 きく3号打上げ
- 1986/2 8号機 ゆり2号-b打上げ
後継はH-I。
日本製ロケット。
3段式。
- 1986 試験機1号機
- 1987 試験機2号機
- 1992 9号機
純国産の日本製ロケット。
液体燃料を使用。
2t級の静止衛星を打上げ可能。
2段式。
第1段のエンジンはLE-7。液体酸素・液体水素エンジン。
第2段はLE-5A。
- 1988 TR-I-1
- 1994 試験機1号機
- 1998 5号機、軌道投入失敗
- 1999 8号機打ち上げ失敗、7号機の打ち上げ中止
日本の主力大型ロケット。
13号機から打ち上げ事業は三菱重工業に移管。
JAXAは打ち上げ安全監理業務を実施。
打ち上げする衛星に合わせて
4形態の標準型ロケットを選択可能。
固体ロケットブースタ(SRB-A)追加によりバリエーションの追加が可能。
SRB-Aは標準で2本装備。
第1段機体にLE-7Aエンジン、第2段機体にLE-5Bエンジンを搭載。
推進剤は液体酸素、液体水素。
- 2001 試験機1号機打ち上げ
- 2002 3号機
- 2007 13号機
- 2018 40号機
ISSへ補給機(HTV)を送るためのロケット。
種子島宇宙センターから打ち上げられる。
H-IIAロケットの能力を高めたもの。
第1段機体にLE-7Aエンジンを2基搭載、第2段機体にLE-5Bエンジンを搭載。
SRB-Aは4本装備。
2段式ロケットで推進薬は液体酸素と液体水素。
本体横には固体ロケットブースター(SRB-A)を装着。
宇宙航空研究開発機構。
2003年に宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、
宇宙開発事業団(NASDA)の3機関が統合して発足した組織。
- 2003 発足
- 2005 小惑星探査機はやぶさが小惑星イトカワに到着
- 2015 国立研究開発法人となる
アメリカのデルタロケットの技術を導入して開発された
3段式ロケット。
N-II
(いぷしろん)
JAXAが開発したロケット。
低軌道に1.2tの打上げ能力をもつ。
3段ロケット。
自律点検、モバイル管制により整備が簡略化されている。
前身はM-V。
- 2013 試験機1号機打上げ
- 2016 2号機
- 2018 3号機
- 2019 4号機
- 2021/11 5号機
- 2022/10 6号機(打上げ失敗)
日本のロケットの液水エンジン。
2段用。
日本のロケットの液水エンジン。
3段用。
Generated by ldiary3.00beta t2h3_method 2008/09/28