サラウンド


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サラウンド

(さらうんど)

前後左右から包み込むように音が聞こえる立体音響のこと。 臨場感が高い。

2.1ch 前左右、低音専用
5.1ch 前左右、後左右、低音専用
7.1ch 前左右、後左右、サラウンドバック2つ、低音専用
7.2.2ch7.1chに天井スピーカ2つ、サブウーハー2つを追加したもの

5.1chは 通常スピーカー5個とサブウーハー1個のことを示す。

7.1.2chは 通常スピーカー7個、サブウーハー1個、天井スピーカー2個のことを示す。

AC-1系

9.1ch以上のものはDSPにより 映画館に近い音の成分をつくりだしている。

A

ドルビーデジタルの圧縮方式。

ドルビーの放送、配信用の音声フォーマット。 チャンネル方式とオブジェクト方式、両方に対応。

再生には対応するデコーダが必要。

チャンネルベースのサラウンド再生方式。 ハイレゾ音源に対応。

天井スピーカ配置はドルビーアトモスDTS Xとは異なる。 5.1chのサラウンドスピーカ上方にスピーカを設置し、 更に視聴者の真上にトップサラウンドスピーカを設置する。

D

Digital Theater System. アメリカのDTS, Incが開発したサラウンドのデジタル音声フォーマット。 ch数は5.1ch。 通常DTSというとDTS Digital Surroundのことをさす。

映画フィルムには同期用タイミング信号のみを記録、音声はCD-ROMで供給していた。

1990年代後半からLDCDにDTSが採用されるようになった。

互換性のためDTS-ESDTS-HDでもコアストリーム(DTSサラウンド)をもつ。 コアストリームに含まれない差分情報が含まれている。

チャンネル数
DTS(DTS Digital Surround)5.1
DTS-ES 6.1
DTS-HD High Resolution Audio最大7.1
DTS-HD Master Audio 最大7.1
DTS Neo X
DTS X

DTS 96/245.1

DTS 96/24
DVD Videoの規格。 サンプリング周波数96kHz、24ビット音声。5.1ch。


DTS Surround Sensation
2chのスピーカー、ヘッドホンで3次元サラウンドを再現する技術。 ホームシアター用。

DTS Express
BDのセカンダリー・オーディオに対応する音声フォーマット。 最大5.1ch。

DTS Premium Suite
PC用の技術。 DTSの主要技術をまとめたもの。

DVD向けのオプション音声フォーマット。 最大5.1ch。BDでは必須規格になっている。 サンプリング周波数48kHz、ビットレート1.5Mbps。

全てのDTS系フォーマットのコア、ベースとなっている。

2000年に発表。6.1ch。 DTS Digital Surroundにサラウンドバックチャンネルを追加したもの。

方式は2種類。

Matrix 6.1
サラウンドバック音声はサラウンド2chにマトリックス収録される。

Discrete 6.1
サラウンドバック音声をエクステンション音声エリアに独立して収録する方式(ディスクリート収録)。 この際にはサラウンド2chへのマトリックス収録もうわせておこなわれる。

二つの方式がある。 BDにオプションで収録可能。 最大7.1ch。

DTS-HD High Resolution Audioロッシー
DTS-HD Master Audio ロスレス

DTS-HD High Resolution Audio
BD、HD-DVDに対応したフォーマット。 サラウンドchは最大7.1ch。HDMI1.3に対応する端子が必要。 ロッシー・コーディング(非可逆)を採用。

サンプリング周波数は96kHz/24bit。 ビットレートは固定、BDで768kbps-6.0Mbps、HD-DVDで768kbps-3.0Mbps。

DTS-HD Master Audio
BD用のオプション高品位フォーマット。ロスレス。 最大7.1ch。 サンプリング周波数96kHz、ビットレート最大24.5Mbps(可変)。 5.1chの場合はサンプリング周波数192kHz。

マトリックス方式のサラウンドエンコード・デコード技術。 海外のラジオ、テレビ局での採用が多い。

ゲームでは2009年のXboxのPrototypeで初採用。

DTS Neo:6. 5.1ch音声を元に6.1ch再生を行うための機能。

DTS Neo:X. 11.1chスピーカーによるマルチチャンネル再生環境。 DTSが開発。DTS Neo:6を拡張。 7.1chに前方のワイドLR、フロントハイトLRを加えたもの。

最低スピーカー数は9.1ch、ワイドLRがなくても使用可能。

対応アンプは2011年に発売された。 初対応はアメリカオンキヨーの TX-NA1009。

DTS:X。2015年発表。オブジェクトベースの家庭用サラウンド技術。

空間情報のメタデータをもち、音の発生するオブジェクトの位置や 移動幅を演算し、レンダリング処理の上、再生する。 最大11.2chに対応。

サンプリングレートはステレオ/マルチチャンネルで最大192kHz、 オブジェクトベースで96kHz。

スピーカーのリマッピングエンジンを搭載しており、 スピーカーの配置の制約はない。

日本初の対応ソフトは「クリムゾン・ピーク」(2016)。

DTS Neural:X。DTS Xの機能の一つ。 DTS X非対応のコンテンツでも球状の音場を生成できるアップミキサー。

S

1993年。ソニーが開発したサラウンド方式。 フロント5ch、サラウンド2ch、LFE1ch。 音声圧縮方式はATRAC

(どるびー)

アメリカの企業ドルビーラボラトリーズ、 または同社が開発している音響システムのこと。

ドルビーステレオ (ドルビーサラウンド)4ch
ドルビープロロジック4chから9.1ch
ドルビーデジタル 5.1ch-
ドルビーTrueHD 5.1ch-
ドルビーアトモス オブジェクトベース

(どるびーすてれお)

4chのサラウンド方式。 民生用はドルビーサラウンド

Aタイプ
1975年に開発された35mm映画用の音響規格。光学方式。 記録はアナログ、マトリックス方式。スクリーン側が3ch、リアが1ch。 センターとリアのサラウンドは左右2chに振り分けて記録され、再生時に分離させる。 干渉の影響で帯域制限があり、リアは100Hz-17kHzになっている。

SRタイプ
Spectral Recording. Aタイプを改良したもの。音質が向上した。

1987年のスタートレック4で初採用。 日本作品は1997年頃から採用開始。

(どるびーさらうんど)

(1).ドルビーステレオを民生用にしたもの。 VHSやビデオディスクに使用するために改良したもの。

サウンドを一旦2チャンネルステレオにエンコードし、 システム側で改めて多ch再生する方式をとっている。

専用のデコーダーを使うことにより4chサラウンド(フロント2ch、センター、リア)が楽しめる。 アナログ方式。

ステレオ音声に4ch(L C R S)を記録することができる。サラウンドスピーカーは後方一つ。

Sの音はLとRに逆相で記録される。

(2).ドルビーアトモス非対応のコンテンツでも 天井スピーカを活用することのできるアップミックス技術。 5ch、7chベースの音場を立体的に変換することができる。

(どるびーぷろろじっく)

最大5.1chのサラウンド音声を2chにマトリックスエンコードしたもの。 ドルビーサラウンドの改良型。

方向性強調機能が取り入れられ、音の分離性が向上している。 また先行音効果を利用し、S出力を若干遅らせる機能もある。

最大4ch。サラウンド(リア)はモノラル。音域は7kHzまで。

(どるびーぷろろじっくII)

2chで記録された音声を5.1chサラウンド音声に変換できるようにしたもの。 ドルビープロロジックの改良型。音域は全ch 20kHz。 リアスピーカーのステレオ出力に対応した。

プロロジックII対応機器は2chソースも5.0chにデコードできる。 5.1chは非対応だがベースマネージメント機能によりサブウーハーを鳴らすことは可能。

ゲーム機ではPS2、GCが対応。

ドルビープロロジックII対応製品はほとんどが ドルビーデジタルにも対応する。

ドルビープロロジックIIx
7.1ch。 2ch、5.1chソースも7.1chにデコードできる。 ハードウェアに搭載される技術のことをさし、IIxでエンコードされたソースは存在しない。

ドルビープロロジックIIz
9.1ch。 2009年発表。ZはZ軸の意。

(どるびーでじたる)

ドルビー研究所が開発したデジタルの音声方式。 AC-3はドルビーデジタルに採用されている圧縮方式の名称。 ドルビーステレオSR-Dと呼ばれることもある。 35mm劇場映画用、光学式。

1992年のバットマン・リターンズで採用。

後方がステレオ化。低音専用の0.1chが加わり、5.1ch方式となった。 全chは独立して記録される。6つのスピーカーで構成。 ビットレートは96kbps-640kbps。AC-3方式で圧縮されている。

民生用は1995年に発表。LDDVD、PS2に対応。

(どるびーでじたるさらうんどEX)

ドルビーデジタルにセンターサラウンドを追加し6.1chになったもの。 THXと共同開発。THXサラウンドEXに対応。

1999年のスター・ウォーズ/エピソード1 ファントム・メナスで採用。

センターサラウンド成分は独立しておらずサラウンド左右chにマトリクス方式を 用いて記録されている。

録音形式は4つ。

(どるびーでじたるぷらす)

ドルビーデジタルを最大7.1chに対応させたもの。 Enhanced AC-3ともよばれる。 2005年発表。

また幅広いビットレートに対応。 ビットレートは32kbps-6Mbps。

2016年に仕様拡張され、立体音響、ドルビーアトモスに対応。

(どるびーTrueHD)

ロスレスの音声フォーマット。 2005年に発表。 BD、HD DVDに採用されている。MLPの技術を採用している。

24bit/192kHzで最大5.1ch、24bit/96kHzで最大7.1chに対応。

(どるびーあともす)

を3次元空間の中にオブジェクトとして配置し、 位置情報とタイミングを音源に付け加えるシステム。 スピーカーの位置に応じて音の座標軸が割り振られる。

劇場用と家庭用がある。

始めて採用した映画は2012年のBrave、邦題はメリダとおそろしの森。 日本での初導入はTOHOシネマズ ららぽーと船橋(2013/11)。

家庭用は2014年頃登場。 日本映画の初採用は2014-2015年の「THE NEXT GENERATION パトレイバー」。

従来のスピーカのほかに頭上付近天井にもスピーカがある。 天井スピーカは2組4台が推奨される。

スピーカー数の表記は3桁、末尾の値は天井スピーカー数をあらわす。

5.2.4ch
7.2.2ch

トップスピーカーを天井に設置できない場合は イネーブルドスピーカーを床置きする。天井の反射を利用する。

BDではドルビーTrueHDの音声データにアトモスデータが付加される。 動画配信ではドルビーデジタルプラスにアトモスデータが付加される。

初めて対応したAVアンプは2014/7発売のDENON AVR-X5200W(日本では未発売)。 日本ではAVR-X4200Wが初とされる。

(どるびーしねま)

ドルビーが手がけるシアターシステム。 2014-2015年にオランダで初めて設置された。

日本初のドルビーシネマはT・ジョイ博多、2018/11にオープン。 2019/11現在で日本では4箇所設置されている。

ドルビービジョンドルビーアトモスが導入されている。

(まるちちゃんねるりにあPCM)

サラウンド方式の一つ。非圧縮。 リニアPCMを多chに対応させたもの。

chは最大7.1ch。最大ビットレート18Mbps。サンプリング周波数48/96/192kHz。

HDMI1.1以降で対応。


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