鉱物 > 酸化鉱物
金属あるいは亜金属の酸化物の組成をもつ鉱物。
亜金属光沢がある。黒色。
アナタースとも。 二酸化チタンからなる酸化鉱物。
Fe2O3・nH2O. リモナイト。
水酸化第二鉄を主成分とする混合物。酸化鉱物。 褐色または赤褐色。
ルチルを参照。
FeCr2O4. スピネル族鉱物の一つ。酸化鉱物。等軸晶系、結晶は八面体。
鋼玉。天然の酸化アルミニウムのこと。 いろいろな岩石中に広く産する。 硬度9。普通は青黒色、暗緑色、赤褐色。純粋なものは無色から灰色。
硬度9。
赤色以外のコランダム。一般的には青色。組成は酸化アルミニウム。 少量の二酸化チタン。酸化鉄(III)を含む。
magnetite.
Fe2+Fe23+O4.
赤鉄鉱と並ぶ鉄の重要な鉱物。通常は粒状結晶の集合体。 砂鉄の中心的な構成物でもある。強磁性体。 色は黒。スピネルの仲間に入る。
酸化すると赤鉄鉱になることがある。
玄武岩中には粒が多く含まれ、コンパスを狂わせることがある。
Cassiterite. SnO2.
スズの鉱物。砂礫中によく残されている。 地名に錫のつく地域はかつての錫の採掘場所であることが多い。
spinel. MgAl2O4.
尖晶石。 スピネル構造を持つ造岩鉱物。超苦鉄質岩にふつうに含まれる。 含む成分により色は多様。
大きな結晶は宝石として使われる。
hematite. Fe2O3.
約25億年前以降に海で酸素を放出する生物が活発になり、 海水中の鉄イオンと酸素が結合し、時間をかけて赤鉄鉱になった。 鉄の最も重要な資源。 産出される形状により色が異なる。
キュープライト。 Cu2O. 等軸晶系。銅の重要な鉱物。 銅鉱脈の酸化帯で孔雀石、褐鉄鉱等とともに産出する。
uraninite. ウランの主要鉱物。主成分は酸化ウラン(UO2)。 立方晶系。 微晶質の集合体はピッチブレンド(瀝青(れきせい)ウラン鉱)と呼ばれる。
天然のものはUO2.15からUO2.6の組成をもつ。 トリアン石との間に固溶体を形成する。
ペグマタイト中、熱水鉱脈、堆積岩中に鉱床をつくる。
TiO2. 金紅石。正方晶系。
主な産地はシエラレオネ。
人工ルチルは屈折率が高く、ダイヤモンドの代用として 使われることがある。
紅玉。硬度9。
紅色のコランダム。酸化鉱物。 組成は酸化アルミニウム。 紅色は微妙に含まれるクロムに由来する。