自転車の骨組部分。 材質はアルミニウム、カーボン、クロモリ、チタン等。
カーボン
最も軽量。比較的高価。
アルミニウム
軽量で錆びにくい。モデルにもよるが比較的安価。
剛性は車種により様々。
チタン
強度が高く軽く錆びない。高価なのが難点。
クロモリ
重量があるためレースではほとんど使われない。
頑丈で旅先でのフレーム修理が比較的容易なためツーリング用途にはよく使われる。
形状による分類
ホリゾンタルフレーム
トップチューブが地面と平行のもの。
スロービングフレーム
トップチューブが地面と非平行、シートチューブに向けて下がるかたちになっている。
Standard Headset Identification System. 標準的ヘッドセット識別システム。
ヘッドセット規格の呼称、サイズ情報を統一表記するためのシステム。
上
下
記号
Standardized Headset Identification System(Parktool)。
ヘッドパーツの一種。スレッドレスとも。
フォークコラムがヘッドパーツを貫通し、ステムを固定する方式。 CANE CREEK社が20年間特許を有していた。
フォークコラム外部にねじ山がない。 スターファングルナット等でフォーク内部にめねじを設けステム上部からキャップと一緒にねじで固定、調整する。
ヘッドチューブ内径(mm) | クラウンレース外径(mm) | 適合フロントフォーク | 車種 | |
ノーマルサイズ-JIS | 30.0 | 27.0 | 1インチのイタリアン | |
オーバーサイズ | 34.0 | 30.0 | 1-1/8インチ(28.6)、オーバーサイズ | |
スーパーオーバーサイズ | 37.0 | 33.0 | 1-1/4インチ(31.8) | |
ワンポイントファイブ | 49.6 | 39.8 | 1-1/2インチ | キャノンデールの独自規格 |
この他に上ワンと下ワンのサイズが異なる「テーパード」という規格もある。
初期のディスクブレーキマウント。フレームにキャリパーを直接固定する。 キャリパーの形状は前後で異なる。直接固定のため調整が難しい。 フレームの取付穴はねじなし。
アダプター取付によりポストマウント用のキャリパーを使用可能。
ヘッドパーツの方式の一つ。
ヘッドチューブ径を大きくし、その中に大口径リテーナーを埋め込んでいる。 取付はアヘッド方式と同じ。
ヘッドチューブ側にベアリングの受けがあり、圧入が不要(ゼロスタックは除く)。 軽量なのでロードバイクに多く採用される。
種類は多岐にわたり互換性の確認は難しい。
ロープロファイル(ゼロスタック) |
インテグレーティッド |
カンパニョーロ |
クリスキング |
コロンバス |
インテグレーティッド
ロードバイクに採用される。
カンパニョーロ
カンパニョーロ製品で使われる。専用のコーンレースが使われる。
インテグレーティッドに似ているが互換性はない。
クリスキング(ペルディード)
クリスキングの独自規格。
コロンバス
コロンバスの独自規格。
フォークで左右ブレードとステアリングコラムをつないでいる部分。
ブレード上部が曲がってそのままコラムに接続されているものはユニクラウンと呼ぶ。
下玉受け、下玉押しとも。フォークコラムの根元につけるリング状の部品。 角度がついており、下ベアリングと角度を合わせる必要がある。
クラウンレースが必要ない自転車も一部にある。
フォークコラム。自転車のヘッドチューブに挿入する部分。
材質はカーボン、アルミ等。
アヘッド、アルミの場合は内部にスターファングルナットを挿入する。
カーボンの場合はプレッシャーアンカー(コンプレッションプラグ)が使われる。 指定トルクで締め付ける必要があり、締めすぎるとコラムが割れることがある。
ヘッドセットの取付高さのこと。
ヘッドパーツの一つ。
フォークコラムにねじが切られている。 近年はスポーツ車への採用は少ない。
ヘッドチューブ内径(mm) | クラウンレース外径(mm) | 適合フロントフォーク | 車種 | |
ノーマルサイズ-ISO | 30.2 | 26.4 | 1インチ(25.4)のイタリアン | |
ノーマルサイズ-JIS | 30.0 | 27.0 | 1インチ(25.4)のJIS | 軽快車 |
オーバーサイズ | 34.0 | 30.0 | 1-1/8インチ(28.6)のJIS | MTB |
スーパーオーバーサイズ | 37.0 | 33.0 | 現在は生産されていない |
ロープロファイル、ZS、インターナルとも。
負荷に強くMTBに採用される。 上下ワンに相当する部品をヘッドチューブ内部に圧入しているもの。 種類は多岐にわたり互換性の確認は難しい。
ホイールのハブにディスクローターをもうけ、ブレーキパッドではさんで制動するブレーキ。
ローターはホイール中心部にあるため雨や雪の影響を受けにくく制動力が落ちにくい。 リムブレーキと比べると本体、ホイールの重量が増える傾向にある。 ホイールはディスクブレーキ用のものが必要。
動作はワイヤーと油圧に分かれる。
輪行時はローターがずれやすい欠点がある(クイックリリースの場合)。 スルーアクスルの場合はずれない。
MTBではディスクブレーキが主流。 ロードバイクでも導入の動きがあるが規格が定まっていない。
(マウントタイプ規格)
フォーク、フレームにキャリパーブレーキを取り付ける際に必要なアダプター。 不要の場合もある。
タイプ | キャリパー | 台座 |
P/S | ポストマウント | インターナショナルA |
P/P | ポストマウント | ポストマウント |
P/D | ポストマウント | フラットマウント |
S/S | インターナショナルA | インターナショナルA |
S/P | インターナショナルA | ポストマウント |
D/D | フラットマウント | フラットマウント |
P/B | ポストマウント | BOXXER |
S/B | インターナショナルA | BOXXER |
P/P、S/S、D/Dの場合は基本不要だが、フォーク/フレームの基準ローターより大きいものを取り付ける場合は アダプターが必要になる。
P/D。リア固定ボルトは長さにバリエーションがある。
自転車の前輪を左右から挟み込む逆Y型の部品。 形がフォークに似ているためこの名がある。
材質は鋼、クロモリ、アルミ、カーボン等。 カーボン製でもコラムやクラウンは別材料の場合がある。
種類によってはVブレーキやディスクブレーキの台座がつく。 MTBの場合はサスペンションがつく場合が多い。
規格 |
スレッド(ねじきり) |
アヘッド(スレッドレス) |
サイズ |
25.4mm 1インチ |
28.6mm 1-1/8インチ |
31.8mm 1-1/4インチ |
ヘッドパーツ。フレームのヘッドチューブ部分に取り付け、 フロントフォークとフレームを接続する部品。 対応する規格はフレームにより異なる。
規格 | 採用車 | 別名 |
スレッド | 軽快車、ピスト | ノーマル、ねじきり |
アヘッド | スレッドレス | |
インテグラルヘッド |
スレッド、アヘッドは径が同じなら互換性がある。
シマノが提唱するロードバイク用のディスクブレーキ規格。 2015年に発表され、105とアルテグラグレードの対応ブレーキが発売された。 ポストマウントと比べるとフレームの台座に突起がなくフラットになっており、キャリパーも小型化している。
キャリパーは前後同じで、前用として売られているものにはアダプターがついている。
フレームには穴が開いているだけでボルトをキャリパーにねじこむ方式。
ローターは140mmと160mmに対応。
フォーク取付時は必ずマウントが必要。
リア取付時は140mm使用時はそのまま取付、160mm使用時はアダプターを取り付ける。
2017/9現在、ポストマウント用のフレームには取付不可。将来の対応については不明。
ヘッドセットを参照。
MTBのディスクブレーキ規格。 キャリパーサポートと呼ばれる部品を介してキャリパーをフレームに固定する。
キャリパーは前後同じものを使用できる。
左右の調整が可能。フレームの取付穴はねじあり。 アダプター使用により、インターナショナルAタイプ台座にも使用可能。
ディスクブレーキの部品の一つ。 ホイールに取り付け、ブレーキパッドではさんで制動する。
本来の性能を発揮するためには慣らし運転が必要。 レジンの場合はメタルよりも慣らし運転の期間は長くなる。
固定は6穴ボルト、センターロックの2方式。
ローターのサイズ
140mm、160mmが一般的。
幅は幅広のワイドタイプと狭いナロータイプがある。 ロード用ディスクブレーキに対応するものは140mmか160mmのナローのみ。
パッドの材質
メタル
メタルパッド非対応ローターには使えない。
レジンと比べると耐久性、制動力が高い。音鳴りが発生しやすい。
レジン
音鳴りが発生しにくいが耐久性、制動力は劣る。