北海道の木


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木の種類 > 北海道の木

北海道の木

(ほっかいどうのき)

道南だけにみられるものは除外。

(あおだも)

コバノトネリコ。モクセイ科の落葉広葉樹。高さは12m。 雌雄異株。

葉は羽状複葉。小葉が2-3対ある。 花は初夏に咲く。 樹皮は青色を帯びた灰色。

野球のバットの材料として使われる。

(いたやかえで)

ムクロジ科の落葉高木。高さは15-20m。 山地でみられる。

葉が開く前にあざやかな黄色の花を咲かせる。 春には葉が赤みを帯びることがある。

葉は対生で5,7,9裂する。縁は全縁。

秋には葉が黄葉する。赤茶色の葉が混じることが多い。

樹皮は暗灰色。

(いちい)

イチイ科の常緑針葉樹。大きいものは高さ25mになる。 九州南部、沖縄を除く日本全域に分布。 北海道、東北ではオンコとも呼ばれる。

寒い地域の方が生育が良い。

雌雄異株。春に花を咲かせる。雌の木には10月頃赤い実がなり、食用になる。 ただし種にはアルカロイド(タキシン)が含まれており、有毒。 タキシンは果肉以外の全ての部位に含まれる。

(うだいかんば)

カバノキ科の落葉高木。 北海道、本州中部以北の山地でみられる。

樹皮は灰褐色または橙色。横長の皮目がある。 樹皮に油脂分が多く燃えやすいため、鵜飼の松明に使われていた。

雌雄同株で5-6月に開花。

葉はカンバ中で最も大きい。

材はピアノの鍵盤に利用される。

(えぞうこぎ)

ウコギ科の落葉低木。日本では北海道東部の山地でみられる。 小枝には多数のトゲがある。

根皮、根茎が強壮剤として使われる。

生薬名は根皮は五加皮、根茎は刺五加。

主要成分はリグナン、サポニン、クマリン配糖体等。

(えぞのこりんご)

バラ科の落葉樹。

海岸から山地までに生える。 花は白色で5-6月に開花。

(えぞまつ)

マツトウヒ属。 常緑高木。

日本では道南を除く北海道に分布。 成熟すると枝が下にたれさがる。

(おおやまざくら)

エゾヤマザクラとも。ヤマザクラの野生種。 バラ科の落葉樹。 高さ10-15m。

北海道、中部以北の本州、四国(石鎚山)の山地に分布。 北海道の桜はこの種が多い。

4-5月に開花。花弁は5枚。花と同時に葉がつく。

若葉は赤みがある。

(おにぐるみ)

クルミ科の落葉高木。 北海道から九州に生息。高さ30m、太さ最大1m。

樹皮は灰白色。太くなると暗褐色になり、白斑が混ざる。

アレロパシーがあり、樹冠に植物がはえにくい。

(おひょう)

ニレ科の落葉高木。 北海道東北の山地にはえる。高さは約25m。

葉は基部が左右非対称。荒い鈍鋸歯。

(かしわ)

ブナ科の落葉高木。

日本全国に分布。

雌雄同株。春に開花する。 柏餅に用いられる。

葉柄に離層が発達しにくく、冬でも葉が落ちにくい。

(かつら)

カツラ科カツラ属。日本固有種。 高さは10-30m。

北海道から九州までの山地にみられる。

雌雄異株。花は3-5月に咲く。

葉はハート形でしおれると香りを放つ。

(からまつ)

マツ科。落葉高木。

本州に分布する。北海道でみられるカラマツは造林によるもの。 秋に黄葉する。

(きたこぶし)

モクレン科の落葉高木。 コブシの変種。

北海道、本州中部以北日本海側でみられる。

サクラの前、またはほぼ同時に咲く。 花は白。花の下に2枚の葉がつく。

コブシと比べると花、葉がやや大きい。

(こぶし)

モクレン科の落葉高木。 雌雄同株。

全国の山林、原野でみられる。

3-4月に葉より先に白い六弁をつける。花の下には小さい葉がついている。 また花には香りがある。

花はハクモクレンより小さい。

(さくら)

バラ科サクラ属の木の総称。

花はふつう春に咲く。

(しなのき)

シナノキ科の落葉高木。 高さ10-20m。

本州南岸を除いた全国に分布。北海道に多い。

は円形に近い心臓形。 5-7月頃に咲く花はレモンのような香りがある。 良質の蜜がとれる。

皮は野良着等に利用されていた。

(しらかんば)

カバノキ科カバノキ属。落葉高木、広葉樹。 北海道、本州中部以北に分布する。 樹皮は白色ではがれやすい。

(たも)

樹木の総称。 北海道ではタモというとヤチダモのことをさす。

(ちしまざくら)

バラ科の落葉樹。 高さは1.5-6m。 タカネザクラの変種。

北海道、本州中部以北の亜高山帯に分布。

枝は基部から分岐し、横に広がりやすい。

花は咲き始めは薄いピンク色、満開になると白くなる。

(とどまつ)

マツモミ属。常緑高木。 アカトドマツ。

山地に多い木。 枝はほぼ水平か斜め上に出る。

は雄花と雌花がある。

日本では北海道東部、北部に分布。

(どろのき)

ヤナギ科の落葉高木。 雌雄異株。 名前は材質がやわらかく木材として利用できないことによる。

マッチの軸木に用いられていた。

(なら)

ブナ科コナラ属コナラ亜属のうち、葉が落葉性のものの総称。

(にれ)

ニレ科ニレ属の高木の総称。

(はくもくれん)

モクレン科の落葉高木。 モクレンとは別種。 高さは5-10m。

花は3-4月に咲く。モクレンより半月ほど早い。 花はコブシよりも大きい。 花弁は6-9枚。がく片が3枚ある。

(はしどい)

モクセイ科の小高木。高さ10m。 6-7月頃に黄白色の花が咲く。

樹皮は灰白色。

(はるにれ)

ニレ科。エルムとも呼ばれる。落葉高木。 湿潤で肥沃な地を好む。高さは30m以上。 雌雄同株。

4-5月頃に赤褐色の小さい花を多数咲かせる。 がそろうよりも先に開花する。

樹皮は暗褐色。枝にコルク層が発達することがある。

葉は基部が左右非対称。細かい重鋸歯。

(はんのき)

カバノキ科の落葉高木。 高さ10-15m。

北海道から九州北部でみられる。 湿気の多い低地、湿地にはえる。

雌雄同株。 3月頃から花粉を飛散させる。 は11月頃に咲く。雄花と雌花があるが目立たない。 寒冷地では3-4月に開花する。

には放線菌が共生しており、やせ地でも育ちやすい。

樹皮は暗灰褐色。 は卵状長楕円形。先がとがるほか、鋸歯がある。

ハンノキとケヤマハンノキは鉛筆材に使われる。 炭は黒色火薬の原料、樹皮はタンニンの原料となる。 ミヤマハンノキは木材としては利用されていない。

ケヤマハンノキ
北海道から九州に分布。

樹皮はやや紫褐色。灰色の皮目がある。 葉は広卵形、広楕円形。重鋸歯がある。 北海道では春に葉より先に花が咲く。

ミヤマハンノキ
北海道から本州の亜高山、高山にはえる。高さ10m。 樹皮は暗褐色。

(ほおのき)

モクレン科モクレン属。落葉高木。 沖縄以外の日本各地の山地でみられる。

雌雄同株。

高さ20m、太さ1m以上。

樹皮は灰白色。円形の皮目がある。

は卵状の長い楕円形。 鋸歯はない。

花は乳白色、上向きに咲く。花弁は6-9枚で径15-20cm。 芳香がある。

(ぽぷら)

通常はセイヨウハコヤナギのことをさす。

ヤナギ科の落葉高木。 高さ最大15-40m。雌雄異株。

明治に雄株のみが防風林用として渡来した。 公園等でもよくみられる。

細かな枝が多く、ほうきのような特徴的な樹形を形成する。

樹皮は灰色。

(みずき)

ミズキ科の落葉高木。山地の湿った場所を好む。 北海道から九州でみられる。 樹液が多く、春に枝を折ると樹液が水のようにしたたるのが名前の由来。

枝は水平に広がり独特の樹形になる。 は互生。夏に階段状に白い花を咲かせる。

(みずなら)

オオナラとも。 ブナ科の落葉高木。陽樹。 高さは10-35m。

北海道から九州の山地でみられる。 ブナと比べると低い場所にはえる。

樹皮は灰褐色。縦に不規則な裂け目があり、はがれやすい。

は互生。葉柄はないかあってもごく短い。 縁には大型の鋸歯がある。 葉はコナラより大きい。 コナラは葉柄があるが、ミズナラにはほとんどみられない。 秋には黄葉または紅葉する。

雄花と雌花がある。5-6月に開花。

秋にはドングリが実る。

(もくれん)

モクレン科の落葉小高木。 高さは3-5m程度。

花は3-4月に咲く。色は紫色で上向きに咲く。

(やちだも)

タモとも。 モクセイ科トネリコ属の落葉高木。雌雄異株。 北海道と本州北部でみられる。

湿地でも生育可能で湿地、渓流沿いでみられる。 他の樹木と比べると葉がつくのが遅く、落葉も早い。

花は5月頃に小さな黄色い花が咲く。

は複数の小葉が集まって構成される。

樹皮は明るい灰白色。大きくなると暗い色合いになる。

(やなぎ)

ヤナギ科のヤナギ属、ケショウヤナギ属、オオバヤナギ属等の総称。 落葉性で雌雄異株。

(らいらっく)

ムラサキハシドイ、リラとも。 モクセイ科の落葉小高木。 高さは3-6m。

葉は細長いハート型。

花は4-5月、北海道では6月に咲く。 花色は白、薄い青、紫等。香りを放つ。 花弁は4枚。


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