弾丸


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弾丸

(だんがん)

弾薬の薬莢の先にはめこんだ飛翔体のこと。 現代の弾丸はで包んだ構造になっている。

形状による分類

フルメタルジャケット
コアを頭からジャケットで包んだもの。 軍用弾はフルメタルジャケットになっている。

ソフトポイント
頭部のみジャケットで包まれていないもの。 きのこ状につぶれる(マッシュルーミング)ため標的に大きな傷をつくる。

ホローポイント
頭に窪みがある。ソフトポイントよりもマッシュルーミングが強い。

ソフトポイント、ホローポイントの弾丸はダムダム弾と呼ばれ、 戦争で使うことが国際法で禁止されている。

(9mmだん)

A

(BBだん)

エアソフトガンで用いる弾丸のこと。直径は約6mm。 バイオ、セミバイオ弾は自然に還る材料で作られている。

BBはアメリカの散弾の規格。実際の直径は4.57mmだが、 アメリカのエアガンメーカー デイジー社が区別のため規格を4.45mmに変更した。

アメリカのエアガン弾丸規格は複数あったが、 日本には6mm規格のものが輸入され、以降6mmが定着した。

(かーとりっじ)

弾丸火薬雷管薬莢に組み込んだもの。

リムファイア式
雷管(プライマー)がなく、リムに入っている起爆薬を撃針で叩いて発火する。 リムは弾丸後方の円周の部分。

センターファイア式
撃針でリムを叩いて発火する。 リムには圧力が加わると燃焼する火薬が輪状に配置されている。 不発が多いが製造コストは安い。

現代のカートリッジのほとんどはセンターファイア式。 小型の弾薬はプライマーの設置が難しいためリムファイア式が用いられる。

(こうけい)

ボアダイアメーター、ランドダイアメーター。 銃身(バレル)の内径のこと。

口径の表記はアメリカイギリスではインチ表記(1/100か1/1000にして表記)、 それ以外の国はメートル表記が使われる。 インチ表記の際は数値の値に.(ピリオド)がつけられる。

銃身内部にはライフリングがあるため径が異なる。

山径より谷径の方が大きくなる。

弾丸の直径は山径より少し大きい。

弾丸の名称、公称の口径は実際のサイズとは異なることがほとんど。

(ぱうだー)

火薬のこと。 静電気による爆発防止のため黒鉛でコーティングされる。

無煙火薬
いくつかの形状があり、それぞれ特性が異なる。

形状

ディスク
パーフォレイテッド・ディスク(ホール・ディスク)
ロッド
チューブ
ボール
ラメル(スクエア)

種類

用途
シングルベースライフルニトロセルロース
ダブルベース 銃身の短い銃、重い弾丸ニトロセルロース、ニトログリセリン
トリプルベース戦車砲ニトロセルロース、ニトログリセリン、ニトログアジニン

黒色火薬
従来型の火薬。

(ぷらいまー)

雷管。 起爆薬を入れた小さいカップのこと。

起爆薬、可燃性シート、カップ、アンビル(発火金)で構成。

センターファイア式のカートリッジ後方にあり、撃針の力で発火する。

プライマーの起爆薬が燃焼すると火花、燃焼ガスがフラッシュホールを通過し、 弾丸の火薬に引火する。

(ふらっしゅほーる)

センターファイア式のカートリッジプライマーと火薬の間にある通路のこと。 通常1つ(ボクサー)。

2つのものはベルダンと呼ばれる。薬莢の再利用が難しいため現在はほとんど使われない。

(まぐなむ)

口径が同じで薬莢が大きい弾丸のこと。 本来はワインの大ビンのこと。

(やっきょう)

弾丸発射薬雷管等がおさまるケースのこと。 一般的には真鍮が用いられる。

先の長さや形状によりテーパボディとボトルネックがある。

(らいかん)

プライマーを参照。

(らいふるだん)

ライフル用の弾丸。

主に7.62mm口径が使われる。

アサルトライフルでは5.56mmのものが使われる。

(りむ)

弾丸の後方部のこと。


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