塩素


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17族元素 > 塩素

塩素

(えんそ)

黄緑色で刺激臭のある気体。有毒。 活性が高く、いろいろな元素と直接化合して塩化物を作る。

に吹き込むとわずかに溶け、一部は水と反応して次亜塩素酸塩酸を生じる(塩素水)。

塩水を電気分解すると陽極から塩素ガスが発生する。

工業的にはイオン交換膜法が使われる。 陽極室と陰極室の間にイオン交換膜を設け、陽極側に食塩水、陰極側に水を入れる。 電流を流すと塩素ガス、苛性ソーダ(NaOH)、水素が得られる。

日本で消費されるの約80%は塩素の精製に使われる。

40%は塩化ビニルの原料として使われる。

飲料の消毒にも使われる。

化合物

英数

ジクロロジフェニルトリクロロエタン。 有機塩素系の合成殺虫剤として使われていた。 戦後のシラミ等の駆除に使われたが人体に毒性があることがわかり 日本では1971年に使用が禁止された。

(えんかすいそ)

HCl.

無色で刺激臭のある気体、極性がある。 に非常によく溶け、水溶液は塩酸と呼ばれる。

(えんかぶつ)

塩素と塩素より陽性な元素との化合物。 希ガス以外のほとんどの元素はほとんどすべて塩化物を作る。

(えんさん)

HCl.塩化水素の水溶液。刺激臭があり、強い性を示す。

純粋な塩酸は無色透明。濃塩酸からは常に白煙が出る。 市販の濃塩酸の塩化水素濃度は約37.2%(質量比)。比重は1.19。

多くの金属と反応して水素を発生する。 金属の酸化物は塩酸に溶けると塩化物となる。

(じあえんそさん)

HClO。 塩素に水が作用する際に生成される。水溶液中でだけ安定。 徐々に分解し、塩素、酸素過塩素酸を生じる。

強力な酸化剤で、殺菌消毒剤、漂白剤に使われる。


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