インド・ヨーロッパ語族 > ロマンス語
Romance. ロマン語とも。 インド・ヨーロッパ語族のイタリック語派に属する言語。 ラテン語から派生。
イタリアの公用語。 サンマリノ、バチカン市国、スイスの一部、フランスのコルシカ島でも話される。 インド-ヨーロッパ語族イタリック語派に属する。ロマンス語派のひとつ。 いくつか方言があり、公用語はトスカナ方言に基づいている。
アルファベットは英語と同じだが、 J、K、W、X、Yは、古語、固有名詞にしか用いられない。 このため通常は21文字を使用する。
全ての名詞は男性名詞と女性名詞に分かれる。 男性名詞の語尾は-o、女性名詞は-aが多い。
複数形は語尾変化であらわす。男性名詞は-i、女性名詞は-e。
動詞は人称、数により6つに変化する。
中世フランスのロアール川より北の地域で使われていた言語。 このうちパリ中心の方言(フランシアン方言)が現代の標準フランス語の源となった。
プロバンス語を参照。
インド-ヨーロッパ語族、イタリック語派の言語。 スペイン東部のカタルーニャ地方とバレンシア地方、 アンドラ、フランスの一部で使われる。
スペインでは一時使用が禁止されたが、1978年のカタルーニャ自治権回復とともに復権した。
スペイン、中南米(ブラジルを除く)で使われる言語。 ロマンス語派に属する。
イベリア半島がローマの属領になって以来定着したラテン語が変化したもの。 ゲルマン語、アラビア語からの借用語が多い。
名詞は男性と女性がある。多くは語尾で区別される。 単数、複数でも変化する。
動詞は3つの法、7時制がある。 これのほかに現在完了、過去完了の時制がある。
フランスの公用語。 カナダ(ケベック)、ベルギー、スイスの一部でも使われる。
イギリスでも1362年まで使われていた。
北部と南部で言語が分かれており北部が狭義でのフランス語になっている。 南部のものはプロバンス語(オック語)と呼ばれる。
名詞は男性名詞、女性名詞に分かれる。 数は単数と複数がある。
4つの鼻母音を含む16母音、3つの半母音を含む20子音がある。
オック語、オクシタン語。 フランス南部プロバンス地方の言語。 フランス語と比べるとラテン語に近い。 現在はフランス語の方言として扱われることが多い。
ポルトガル、ブラジルの言語。 インド-ヨーロッパ語族、ロマンス語派に属する。
北、中、南の3方言があり、標準語は南部方言。
日本語にはポルトガル語からの借用語が多い。
ユダヤ・スペイン語とも。 セファルディムの話すスペイン語のこと。
連続した単語の発音が、個々の単語の発音と異なる現象。 単語の間に子音が挿入されたりする。 フランス語でみられる。
ロマンス語派に属する言語。 ルーマニア、モルドバ(旧モルダビア)で使われる。 文字は従来はキリル文字が使われていたが、1860年代にローマ字に変えられた。