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コンテナ搭載用の貨車。
日本の鉄道用のコンテナ。積載重量は5tで、5tコンテナとも呼ばれる。
長さ9245mm。 10トントラックとほぼ同等の積載能力を持つ。 JR貨物が2012年に製造開始。60個。
ISOで規格が定められた国際海上コンテナ。 長さは12.192m。
ノーマルとハイキューブがある。 ハイキューブはノーマルより高さが1ft高くなる。
JRコンテナには40ftはない。
ISO規格のサイズで製作されている海上輸送用コンテナ。
1968年製造開始のコンテナ貨車。70両。 41t積。海上コンテナ輸送用。
1986年に全車除籍。
1988年製造開始、15ftコンテナ積載用コンテナ貨車。 コキ50000より荷台は100mm低い1000mm。
高さ2591mmの海上コンテナの積載が可能。 従来のコンテナも積載可能。
110km/h走行に対応。ブレーキには電磁弁を搭載。
1987年に試作されたコンテナ貨車。4両。 4両で1ユニットを組む。
積載面はレール高さ+1000mm(100cm)。これが名前の由来になっている。
デッキ、手すりはなし。のちにデッキありのコキ101が生産された。
1988年から量産開始。 コキ101と合わせた4ユニットとなり、下記のように構成される。
試作車はブレーキ電磁弁あり、量産車はなし。
4両ユニットの両端貨車。デッキ、手すりあり。132両。
ブレーキ電磁弁は 奇数車に常用ブレーキ、常用ブレーキゆるめ用、 偶数車に常用ブレーキ、非常ブレーキ用がある。
1989年製造開始。コキ100の改良型。
コキ103とユニットを組む。
ブレーキ電磁弁はコキ102の奇数車に集中的に設置されるようになった。
500番台
1990年製造開始。
車体長をコキ103と同じ20400mmにしたもの。
1989年製造開始。コキ102とユニットを組む。230両。 デッキあり。
1989年製造開始。ユニットではなく1両単位で使用できるようにしたもの。 2948両。
ブレーキは常用ブレーキ電子弁、ゆるめ電磁弁、非常ブレーキ電磁弁を搭載。
5000番台
埼玉県資源活性化財団所有の私有貨車として製造。
のちにJR貨物に譲渡。
10000番台
1996年。
補助機関車の走行中自動開放に対応する車両。
床面が高くなり、12ftコンテナのみ積載可能。
山陽本線 八本松-瀬野間で使われた。
2002/3に自動開放が廃止され、このあと一般化改造された。
1990年製造開始。2両ユニットを組む貨車。
ブレーキ電磁弁は奇数車に設置されている。
コストダウンのために開発されたが1991年で製造終了、以後は増備されていない。
1997年製造開始。 JRコンテナとISO20フィートコンテナの積載位置統一のために開発された。 1997-2007年で1162両製造。
台車はFT2を採用。
2006年試作、2008年量産開始した貨車。 コキ106の改良型。ブレーキはコキ200と同様のユニットブレーキ方式。
2001年製造のコンテナ貨車。 15ftコンテナ積載用で、5両のみ製造。
1966年製造開始。 東海道、山陽本線の高速貨物列車用の貨車。 塗色は20系客車と同じ青15号。456両製造。
車体はコキ5500とほとんど同じ構造だが、側梁は軽量化されている。 最高速度100km/h。 台車はTR203。
コキフ10000は車掌室つき。
北海道行の「北たから号」にも使われた。
1974年から1種5tコンテナ5個→2種5tコンテナ4個積に改造された。
100km/hで走行する際は電気機関車が限定される。 電磁ブレーキ指令装置をもち、元空気だめ引通管より空気を供給できる機関車である必要がある。 EF65-1000、EF65F、EF66、ED75-1000、ED76-1000、ED79等が対象。
元空気だめ引通管があれば100km/hは出せないものの列車として運転可能。
10400/10500番台
1988年改造。寒地用(18000番台)を暖地用にしたもの。
10400番台18両、10500番台10両。
11000番台
1977年改造。コキ19000の事故廃車補充用。4両。
20ftコンテナ対応。
12000番台
1988年改造。10両。北たから号用の車両。
18000番台
1968年製造開始。寒地用、85両。
台車はTR203S。
1966年製造開始。車掌室付きのコンテナ貨車。
1974年から1種5tコンテナ4個→2種5tコンテナ3個積に改造された。
1969年製造、10両。 プレートライナー用。20ft10tコンテナに対応。 台車はTR203A。
事故廃車により1977年にコキ10000 4両が改造、 11000番台となり、20ft10tコンテナに対応した。
2000年製造開始のコンテナ貨車。 20ftx2、または40ftx1のコンテナに対応。最高速度110km。
車体全長は従来よりも短く15m。
国鉄初のコンテナ専用貨車。当初の名称はチキ5000。 試作含め57両製造。 のちに改造でデッキと手すりがつき、コキ5500 6714-6770に編入された。
国鉄のコンテナ専用貨車。初期の名称はチキ5500で1965年に形式変更。 1965-1970年製造。 台枠はコキ5000より350mm長い17350mm。
車端部が延長されデッキと手すりが新設された。
25500番台
2種コンテナ4個積みに対応したもの。
45500番台
95km/h走行に対応したもの。
(0).1965年製造開始のコンテナ貨車。 のちにコキ5500に改称。
(1).コキ5500をロングレール輸送用の長物者に改造、改称したもの。 1974年改造開始。
1971年製造開始のコンテナ貨車。3276両。 1976年製造終了。
荷台高さは1100mm。全長は20m級(19.6m)。
最高速度は95km/h。車体長19.6m。
12ftコンテナ5個、20ftコンテナを3個積載できる。
台車は初期はTR223。1992年からTR203Fに交換が開始された。
ブレーキは12系客車で採用されたCL空気ブレーキを改良したものを搭載。 電磁弁は搭載しないためコキ10000のように機関車は限定されない。
58000番台
コキフ50000 51000番台を改造したもの。
コンテナ積載数は4個。
250000番台
1958年改造。ブレーキを強化したもの。
初期は既存のものと同じ色だったが、のちにライトグリーンに変更。
1971年製造開始のコンテナ貨車。350両。 車掌室付。2種5tコンテナを4個積載可能。
台車はTR223またはTR223A。
51000番台
1979年改造開始。台車を空気バネのTR203に交換したもの。
車両番号は原番号+1000。
59000番台
コキフ10000の改造編入車。電磁ブレーキが撤去されている。
車両番号は原番号+49000。
1985年にコキ50000を改造したもの。 1000t→1200t車改造がおこなわれた。
ブレーキ性能向上により1000t列車では100km/h走行が可能。
色は初期は赤3号、のちに緑色に変更された。
2012年引退。
1987年にコキ50000を110km/h対応に改造したもの。 スーパーライナー用。
車体の色は黄色だが、初期は工場毎に異なる塗色だった。
改造箇所はブレーキでCL形をCLE形に改造、電磁自動空気ブレーキを搭載。
1993年頃に台車が交換された。 2008年に引退。
2016年に4両試作された貨車。4両。 背の高いコンテナを搭載できるように車体中央部が低床化されている。
床面高さは740mm。 40ftコンテナ1個または20ftコンテナ2個を積載可能。
2021年に東北本線で運転開始。
1970年に総重量制導入、下記のように変わる。
1959年運転開始。日本初のコンテナ専用貨物列車。 区間は汐留-梅田。
牽引はEH10、一部D52。 貨車はチキ5000(のちのコキ5000)。しんがりにヨ5000を連結。 25両で運転された。
1969年に愛称廃止。