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一般的には音声/動画ファイル再生時に、形式に対応したソフトウェアを必要とする。 拡張子が同じファイルでもコーデックが異なる場合があり、この場合は再生できない。
Advanced Audio Coding.
MPEGによって規格化された音声圧縮技術。 MPEG-2 AACとMPEG-4 AACがある。
MP3の後継規格で、MP3と比べると圧縮率が高い。 サンプリング周波数は96kHzまで。 チャンネル数は最大48ch。
MPEG-2 AAC
1997年規格化。
iTunes、iPod、地上デジタル放送の音声部、
BSデジタル放送に採用されている。
ファイルの拡張子はどのようなコンテナに格納するかで変わる。
AACをそのままファイル化した場合、拡張子はAACとなる。 MPEG4のコンテナフォーマットに格納するとMP4、M4Aとなる。
MPEG-4 AAC
HE-AAC (aacPlus)
High-Efficiency AAC.
スウェーデンのコーディングテクノロジーズが開発した方式。
低ビットレート時の音質を改善している。
2003年にMPEGの音声符号化方式として標準化された。
Advanced Systems Format. マイクロソフトが開発。AVIの後継にあたるフォーマット。 拡張子はASF、WMA、WMV等。
マイクロソフトが1992年に開発したマルチメディアコンテナ形式。 動画と音声データが格納できる。 RIFFをもとに開発された。
複数のコーデックに対応したデータを格納できる。 ストリーミングは非対応。
NPO団体のAlliance for Open Media(AOM)が開発。 Googleが開発したVP9を基礎とする動画符号化方式。
ロイヤリティフリーを目標としている。
Adaptive TRansform Acoustic Coding. ソニーが開発した音声データ圧縮方式。 MDに採用。1992年に開発。
標準では元のサイズの約20%に圧縮でき、CD1枚分(約700MB)をMD1枚(約140MB)におさめられる。
1999年にはATRAC3を発表。 メモリースティックウォークマン、MDLP(MDの長時間記録モード)に採用。
2002年にATRAC3plusを発表。 ネットワークウォークマンに採用。
ハイビジョン映像記録フォーマット。 ソニーと松下電器産業(パナソニック)によるデジタルビデオカメラの規格。
2.0では3D(MVC規格)、1080/60p動画の規格が追加された。
Advanced Video Coding. 高度動画像圧縮符号化。 H.264の別名。
BRAW. Blackmagicが策定するビデオファイルフォーマット。 2018年に発表。 クロスプラットフォームで、無償で使用可能。
DivX社が開発した動画圧縮形式およびコーデック。 MPEG-4をもとに独自に開発されたもの。
音声圧縮は非対応。
Flash9で導入されたコンテナフォーマット。 動画はH.264/AVC、音声はAACに対応。
Adobe Flashの動画のファイル形式。コンテナフォーマット。 Flash Playerを組み込んだWWWブラウザで再生可能。
音声はMP3、ADPCMに対応。
Hight Efficiency Video Coding. 動画のビデオフォーマットの一つ。 H.265を参照。
AVC、MPEG-4 AVC、H.264/AVCとも。
ITU-Tにより勧告された動画データ圧縮符号化方式の標準の一つ。 Hはオーディオ・ビジュアル・マルチメディア・システムの分野をあらわす記号。
2003/5にITUより勧告。 ISOによりMPEG-4の一部(Part10)としても勧告されている。
ISO/IECの番号はISO/IEC14496-10。MPEG-4 Part 10とも呼ばれる。
MPEG-2、MPEG-4 Visualを包含する。 MPEG-2と比べるとデータ量は約半分となる。
4K、約60fpsまでをサポート。
フレーム予測技術や符号化をいくつかの方式から選べ、 プロファイルと呼ばれる。
H.265/MPEG-H HEVC. ISO/IEC23008-2.
ITU-Tにより勧告された動画データ圧縮符号化方式の標準の一つ。 2013年勧告。H.264を改良したもの。
ISO/IECではMPEG-H HEVCと呼ばれる。 HEVCはHigh Efficiency Video Codingの略。
H.264と比べると圧縮率は2倍、 MPEG-2と比べると4倍となる。
日本の4K放送、Ultra HD Blu-rayで採用されている。
8K、約300fpsまでをサポート。
H.266/VVC。 動画符号化方式の規格。
H.266はVCEGによる名称、VVCはISO/IEC JTC 1のMPEGワーキンググループによる名称(通称)。
H.265/HEVC同等の動画を約半分のデータ量で実現できるとされる。
Matroska Video. 動画、音声のほか字幕情報を格納できるコンテナフォーマット。
このうち音声データのみに対応したものはMKAと呼ばれる。
QuickTimeの一部として策定されたファイル形式。 コンテナフォーマットで多くの種類のデータを統合して格納できる。 MP4のベースとなっている。
拡張子はmov、qt。
動画圧縮形式はH.264等、 音声はMP3、AAC、Apple Lossless、WAV等が使われる。
macOS、iOSで標準形式として使われる。
動画圧縮方式MPEG1による音声ファイル。MPEG1 Audio Layer3の略。 非可逆圧縮。
WAVの1/10程度に圧縮される。 音声ファイルでは比較的普及しているが、特許上の問題と 著作権上の問題から代替フォーマットも研究されている。
固定ビットレートは32-320kbps。可変ビットレートに対応。 サンプリング周波数は48kHzまで。
コーデックとコンテナ両方を規定している。 コーデックのみを利用することも可能。
1993年にドイツのフラウンホーファー研究機構の集積回路研究所(Fraunhofer IIS)が開発した。 圧縮形式に関して特許が取得されている。 2017年に特許権の保護期間が終了し、それ以降は誰でも自由に使用できる。
MPEG-4で規定されるコンテナフォーマット。
AppleのQuickTimeの一部として開発されたMOVをベースとしている。
動画データはH.264、H.265等が使用される。 音声はMP3、AAC、MPEG-4 ALS等。 字幕等を文字データとして格納することもできる。
拡張子はmp4。m4v、m4a、m4pが使われることもある。
Moving Pictures Experts Group. 動画像符号化専門家グループ。 ISO/IEC JTC1のマルチメディア符号化作業グループの呼び名。
1993 | MPEG-1 | ISO/IEC 11172-2 |
1995 | MPEG-2 | ISO/IEC 13818-2 |
1998 | MPEG-4 | ISO/IEC 14496-2 |
2003 | MPEG-4 AVC(H.264) | ISO/IEC 14496-10 |
2013 | MPEG-H HEVC(H.265) |
MPEG-3は機能がMPEV-2に統合されたため欠番。
MPEG委員会が策定した動画音声データ圧縮方式の規格の一つ。 1993年にISO/IEC 11172として標準化。
音声ではMP3が最も圧縮率が高い。
動画画質は352x240、または352x288に対応。
MPEG委員会が策定した動画音声データ圧縮方式の規格の一つ。 1996年にISO/IEC 13818として標準化。 動画圧縮規格は同一のものがITU-TによりH.262として勧告。
DVD、デジタルテレビ放送(地デジ、BS、CS)に使われる。
放送、通信等様々なメディアや用途での仕様を想定している。 当初は低解像度向けがMPEG-2、高解像度向けがMPEG-3になる予定だったが、 のちに高解像度向けもMPEG-2で対処することになった。 このためMPEG-3は存在しない。
MPEG-2 Video
4種類の解像度に対応。
画質、用途に応じて7つのプロファイルを選択できる。
インターレース映像にも対応。
MPEG-2 Audio
多チャンネルのサラウンド音声に対応。
AACは後から追加されたもの。
レベル
HL(High) | 1920x1080x30 |
1920x1152x25 | |
H-14(High-1440) | 1400x1080x30 |
1280x 720x25 | |
ML(Main) | 720x 480x29.97 |
720x 576x25 | |
LL(Low) | 352x 288x29.97 |
プロファイル
動画音声圧縮方式の一つ。
動画圧縮方式は2つある。
ISO/IEC 14496-2
当初規定されたもの。
ISO/IEC 14496-10(MPEG-4 AVC)
2007年に追加。
ISO/IECとITUが共同で策定。
ITU側では同じ規格がH.264として標準化されている。
MPEG-4 Audio
音声の圧縮方式。数十の形式がある。
よく使われるのはMPEG-4 AAC。
MPEG-4ではMP4ファイル形式が定められている。 符号化方式とは規格が分離されており、いろいろな形式のデータを格納できる。 QuickTimeがもとになっている。
MPEG-4は3GPP、3GPP2、ワンセグ、デジタルカメラ、ビデオカメラの動画形式等に利用されている。
MPEG-4 ALS
Audio Lossless Coding.
ISO/IECで規格化されたロスレス音響符号化の国際標準。
Multiview Video Coding. MPEG-4 AVC/H.264を拡張したもの。 3D動画用のコーデック。
Ogg Vorbis. コンテナフォーマット一種。非可逆圧縮方式。
Xiph.Org Foundationが規格化。RFC 3533。
一般的なコーデックはVorbisで、この場合Ogg Vorbisと呼ばれる。
拡張子
Appleが2007年に開発したコーデック。
PC等での編集が前提の形式。 データ量は大きいが、編集時のPC負荷が少なく、編集ソフトの動作が軽くなる。
ProRes 422 Proxy |
ProRes 422 LT |
ProRes 422 |
ProRes 422 HQ |
ProRes 4444 |
ProRes 4444 XQ |
ProRes RAW |
中間コーデックProResの一つ。 センサで直接記録されたデータに適用される。
圧縮レベルにより2種類がある。
Apple社が開発した動画・音声を扱うソフトウェア。 初期はMac OSのみ対応したが、のちにWindowsにも対応。
ファイルの拡張子はMOVまたはQT。
QTそのものはコーデックは定めていない。
Video OBject file. DVD-Videoで動画、音声を記録するファイル。
VIDEO_TSディレクトリ内に配置。 一緒に配置されているIFOファイルは対応する制御情報が記録されている。
Xiph.orgが開発した音声ファイル方式。非可逆圧縮方式。 主にOggに格納される。
音声データを記録するファイル形式の一つ。 RIFFを元にMicrosoftとIBMが共同開発した。 コンテナフォーマットでデータそのものの形式、圧縮形式は問わない。
一般的には無圧縮のPCM方式のデータが記録されていることが多い。 この場合は音質はよいが無圧縮のためファイルサイズが非常に大きくなる。
他の形式で圧縮された音声データの記録も可能だが、 標準で対応していない形式の記録、再生にはコーデックが必要になる。
Windows Media Audio. 音声データの圧縮符号化方式。非可逆圧縮方式。 1999年に公開。
当初は固定ビットレートだったが、バージョン9から可変ビットレート、平均ビットレートに対応。
コーデックにより圧縮された映像、音声を合成するための容器のようなもの。 コンテナにより使用できるコーデックは異なる。