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Universal Serial Bus.シリアルバス規格の一つ。 PCの電源が入っている状態でもケーブルの抜き差しが可能(ホットプラグ)。 USBハブを用いて多くの機器を接続できる。
最高速度 | 発表 | 電気最大出力 | |
USB1.0 | 12Mbps | ||
USB1.1 | 12Mbps | 1998/9 | |
USB2.0 | 480Mbps | 2000/4 | 5V 500mA |
USB 3.0 | 5Gbps | 2008/11 | 5V 900mA |
USB 3.1 | 10Gbps | 2013/7 | 20V 5000mA |
USB 3.2 | 20Gbps | ||
USB4 |
USB2.0のピンは4ピン。1番ピンで5Vが供給される。
ミニコネクタは5ピン。
USB 3.0では標準で5ピンが追加され9ピンになった。
1.0
1994年に規格化、1996年に発表。
製品の質が悪く、機器は出回らなかった。
1.1
1998年に規格化。転送速度は1.5Mbps(Low speed)、12Mbps(Full speed)。
機器の消費電力等の最大値が明確化された。
Windowsは95(OSR2.1)から対応。
2.0
2000年発表。
WindowsはXPから対応。
スピードは3つ。
2008年に策定。 転送速度理論値は最大5Gbps。実際は600-1100Mbps程度。
AコネクタはUSB2.0と同じ形状。ソケットの色が青い。 形状は同じだが5本の信号線(SuperSpeedモード用)が追加され、 計9本になっている。
BコネクタはStandard-BとMicro-Bがあり、USB2.0と形状が異なる。 Standardは2段の台形のかたちになっている。 Micro-Bは凹のような形状。
端子供給可能電力は500mAから900mA(5V)に向上。
コネクタは内部が青く塗られている。一部塗られていないものもある。
ピン端子数は2.0は4本、3.0は9本。
2013年に策定された規格。 新しいコネクタ規格「USB Type-C」が登場。
SuperSpeedPlus(Gen2)モードが採用、 最大転送速度は10Gbpsになった。
USB 3.1 Gen1とUSB3.0はおなじ規格を示す。
旧称 | 転送速度(gbps) | |
USB 1 Gen1 | USB 3.0 | 5 |
USB 1 Gen2 | 10 |
2017年に策定された規格。 USB Type-Cの使用により最大転送速度は20Gbps(Gen2×2)になっている。
旧称 | 転送速度(Gbps) | インターフェイス | |
USB 3.2 Gen1x1 | USB 3.1 Gen1 / USB3.0 | 5 | USB-A USB-C microUSB |
USB 3.2 Gen1x2 | 10 | USB-C | |
USB 3.2 Gen2x1 | USB 3.1 Gen2 | 10 | USB-A USB-C microUSB |
USB 3.2 Gen2x2 | 20 | USB-C |
2019年発表のUSB規格。 Thunderbolt 3の技術が取り入れられている。 端子はUSB-Cのみ。
速度は20Gbps/40Gbps.
ケーブルはUSB4ケーブルが必要。
USB 3.1で制定された規格。2014年に策定。 コネクタの規格であり、USB 3.1自体とは関係はない。 USB2.0用のType-Cケーブルも販売されている。
コネクタは上下左右対象で、どちら側の向きでも差込ができる。 従来のコネクタはホスト側がA、デバイス側がBだったが、 Type-Cではどちらも同じコネクタを使用できる。
HDMI、DisplayPort等の映像信号を流すこともできる。
USB PD(USB Power Delivery)規格により、最大100Wの出力に対応する。 USB3.0では4.5Wまで。 USB-IFという団体により策定された。 使用時は全ての機器が規格に対応する必要がある。
Type-CにはCCとよばれるコネクタがあり、 機器に関する情報が自動でやりとりされる。
ケーブルの仕様は多岐に渡り、Type-C対応でもPD非対応のケーブルもある。
Type-CをAまたはBに変換するアダプタは規約違反。
USB Power Delivery. USB Type-Cで利用できる急速充電規格。 スマホの多くが対応する。
電流値により対応ケーブルも分かれる。 充電時は充電器もUSB PDに対応している物を使う必要がある。 USB以外の信号を流すための拡張規格はオルタネートモードとしてまとめられている。
規格上は20V/5Aまで供給できる。 実際は9V/2A、12V/1.5A等が多い。