RAM


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メモリ > RAM

RAM

random-access memory. 本来はROMにたいして読み出しと書き込みの両方ができるメモリのことをあらわす。 電源を加えているときのみ情報保持が可能。

D

Double Data Rate.

SDRAMの次世代型。2000年に発表。 クロックの立ち上がりと立ち下がり、それぞれのタイミングでデータをやりとりする方式。

DDRのプロセスは2ビットプレフェッチと呼ばれる。

DDR SDRAM等に応用される。

DDR SDRAM
SDRAMのデータ転送速度を2倍にしたもの。

DDR2 SDRAM
2003年登場。バス信号改善によりDDR SDRAMの転送速度を2倍にしたもの。 プリフェッチ機能(4ビット)をもつ。 転送速度は533-800MT/s。

デュアルチャネルモードとして使用可能。

DDR3 SDRAM
2007年。DDR2 SDRAMの転送速度を2倍にしたもの。 動作電圧は1.8Vから1.5Vに変更。消費電力も削減された。 プリフェッチ機能(8ビット)をもつ。

DDR3Lは動作電圧1.35V、DDR3Uは1.25V。

DDR4 SDRAM。 2014年発売のメモリ。DDR3とは互換性はない。 DDR3 SDRAMの転送速度を2倍にしたもの。 プリフェッチ機能(8ビット)をもつ。

標準電圧は1.2V。

最大容量は32GB。

メモリクロックはDDR4-3200というかたちで表記する。 後の数字はデータ転送レートで単位はMHz。 DDRの場合、クロック信号はこの値の半分となる。

メモリ帯域幅はDDR4の場合、PC4-25600のかたちであらわす。 後ろの数字は帯域幅で単位はMB/s。 帯域幅はメモリクロックと関連性がある。

DDR5 SDRAM。 2021年末発売開始のメモリ。

電圧1.1V。

DDR4まではメモリ電源電圧管理は、マザーボード側で行われていた。 DDR5ではモジュールが電圧調整機能を搭載している。 PMICが搭載される。

最大容量は128GB。

ピン数はDDR4と同じ288だが、ピン配置が異なり互換性はない。

CPUはインテルの場合、第12世代から対応。 AMDはRyzen 7000から対応予定。

dynamic random-access memory.

SRAMより構造が簡単なので大容量化が可能。

セルと呼ばれる領域で構成。各セルは情報を0または1で表現する。

MOS型トランジスタの構造上生じるコンデンサに電荷をたくわえてデータを保持する。 放置すると電荷がなくなるため、リフレッシュと呼ばれる再書き込みが必要。

E

(ECCめもり)

Error Checking and Correcting.

メモリ上で発生したシングルビットエラーの検出に対して訂正を可能とするメモリ。 誤り訂正符号に対応。 単体では機能せず、対応プラットフォームが必要。

誘電体メモリ。

キャパシタの電極間に用いた強誘電体によって書き込まれたデータを保持し続けるメモリ。

Low Power DDR. DDR SDRAMの派生規格。 低電圧、省電力。

R

Rambus Dynamic Random Access Memory. Rambus社が開発したDRAMの規格。 メモリモジュールはRIMMを採用。

他の製品と比べると高価で、性能差もそれほど大きくないため SDRAM、DDR SDRAMとの競争に勝てず普及しなかった。

PCのほか、ゲーム機(N64、PS2)に採用された。 PS3は後継のXDR DRAMを採用している。

RRAMとも。 Resistive Random Access Memory. 抵抗変化型メモリ。

電極に挟まれた金属酸化膜の抵抗値の違いによってデータを記憶する不揮発性メモリ。

金属酸化膜に電圧を印加することにより抵抗を変化させ、高抵抗と低抵抗の状態の違いによって0と1のデータを記録する。 読出し耐性は無制限。

S

DRAMの規格の一つ。 1988年に開発。

システムバスのベースクロックに同期して入出力制御を行う。 クロックサイクル毎に読み取り、書き込みを一回だけ行える。

パイプライン処理が可能。

モジュールはDIMMを採用。

Static RAM. 高速で消費電力が低いメモリ。 キャッシュメモリとしてCPUに近い位置に配置される。

フリップフロップ回路と呼ばれる素子で構成。

DRAMと違いリフレッシュは不要。

V

GPUメモリとも。 ディスプレイに表示される内容を保存する。

GPUを搭載していないPCではメインメモリを使用することがおおい。

容量は2023年現在で2-24GB。

(れじすたーどめもり)

Reg、バッファードとも。サーバ、ワークステーション用のメモリ。

データ保持用のレジスタがついており、 データは転送前にレジスタで1クロックサイクル保持される。

データ保持によりプロセッサとデータアクセスの速度を同調させ、信頼性を高めることができる。


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