ルータによる経路選択のこと。
スタティックルーティング
管理者が手動で設定する。
ダイナミックルーティング それぞれのルータが記録するルーティングテーブル状況を定期的に相互に発信、共有し、 経路情報を自動的に更新するシステム。
ルーティングプロトコルで定められる。
Autonomous System. インターネットを構成する単位。 単位のルーティングポリシーを共有するネットワーク。 他のASと相互接続しているASにはAS番号が与えられる。
インターネット上のルーティングはAS間、AS内で分かれている。
Autonomous System number.
AS(自律システム)にたいして割り当てられている識別番号。 2バイトまたは4バイト。 各国のNICが発行。
経路制御や選択に必要な場合のみ割り当てられる。
2バイト
0-65535までの整数値。0と65535は予約されている。
64512-65534はプライベートAS番号。
4バイト
2007年から割り当て開始。
割り当て済みの2バイトAS番号は全ビット0の上位2バイトを追加して4バイトとしている。
0-4294967295。65536-131071と4294967295は予約されている。 4200000000-4294967294はプライベートAS番号。
Border Gateway Protocol.
パスベクタ型のルーティングプロトコル。
隣接するAS間で経路表を相互交換し、最適な経路を指定する。
EGPの欠点が改良されている。
Exterior Gateway Protocol. 複数の独立したTCP/IPネットワーク経路情報交換手順を定めたプロトコルの総称。 BGPが主流。
狭義のEGPは1984年にIETFによりRFC 904として標準化されたプロトコル。 初期のAS間ルーティングに使われた。 1990年代にBGPに置き換えられた。
Interior Gateway Protocol. AS内等の TCP/IPネットワークでの経路情報交換手順を定めたプロトコルの総称。
ディスタンスベクタ型
リンクステート型
Open Shortest Path First. ルーティングプロトコルの一つ。
ルーティングにはリンクステート型を用いる。 どのルータ同士が隣接しているかという情報(リンクステート)を元にする。
RIPの弱電の多くが改善されているが、 仕様が複雑、ルータの負荷が高い、初期のリンク情報交換に時間がかかる等の欠点がある。
Routing Information Protocol. IPネットワークで用いられるルーティングプロトコル。 ルータ間等で経路情報を交換し、最短経路を割り出す。
経路選択には距離ベクトル型(ディスタンスベクタ型)を用いる。 最短ホップ数を基準に経路を指定する。
計算量が少ないため性能の低い機器でも利用できる。
ホップ数が15を超える場合は使用できない。
v2はマルチキャストを採用。可変長サブネットマスク(VLSM)、 CIDRに対応。