マウント


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マウント

(まうんと)

レンズマウント。 レンズとボディの取付口のこと。 バヨネットスクリューマウントがあるが現在は多くはバヨネット式。 カメラメーカー毎に規格が異なる。

マイクロフォーサーズはユニバーサルマウントで規格が公開されており、 パナソニックとオリンパスのマイクロフォーサーズ機はボディとレンズに互換性がある。

英数

(645まうんと)

(0).1984年。 ペンタックスの中判カメラのマウント。

(Aまうんと)

ソニーの一眼レフカメラ用のマウント。 駆動モーターはボディ側にある。

コニカミノルタ時代のカメラに採用されていたマウント規格を継承している。 このためミノルタ製、コニカミノルタ製のαレンズを使用可能。

Aマウント初のカメラはミノルタのα-7000(1985)。 世界初のAFカメラでもある。

2006年にコニカミノルタからソニーに引き継がれた。

Advanced Photo System typeC. イメージセンサーの種類の一つ。撮像素子がフルサイズより少し小さいもの。 大きさはメーカーにより異なる。廉価機から中級機に採用される。 同じレンズを使った場合、フルサイズより写る範囲が狭くなる。

APSはカートリッジタイプの銀塩フィルムのことで下記の3種類がある。

サイズ 縦横比
コンパクト(C) 23.4×17.7mm3:2
ハイビジョン(H)30.2×16.7mm16:9
パノラマ(P) 30.2× 9.6mm3:1

デジタルカメラの撮像素子の大きさはこの大きさに近く、 APS-C(相当)と呼ばれる。

同じレンズでもフルサイズとAPS-Cでは画角が異なる。 メーカーにより異なるがフルサイズの場合の1.5〜1.6倍になる。

E

(Eまうんと)

ソニーのミラーレスカメラ用のマウント。 APS-C、フルサイズに対応。 2010年のNEX-3、NEX-5で初採用。

マウントアダプターによりAマウントのレンズを使用可能。

(EFまうんと)

キヤノンのカメラ(フルサイズ)で使われるマウント。 EFはElectro focusの略。 FDマウントにかわるマウントとして開発、 EOS 650(1987)に初採用。

EF-Sマウントのレンズを装着できるかはカメラにより異なる。

(EF-Sまうんと)

キヤノンのカメラ(APS-C)で使われるマウント。 2003年のEOS Kiss Digitalで初採用。

バックフォーカス(レンズの最終面から撮像面までの距離)は EFマウントより短くなっている。

EFマウントのカメラでの使用は機種による。

(EF-Mまうんと)

キヤノンのミラーレスカメラ用のマウント。 APS-C用。2012年のEOS Mで初採用。

F

(Fまうんと)

ニコンのカメラのマウント。 APS-C、フルサイズに対応。 歴史の長いマウントのため互換性が複雑になっている。

Auto Nikkor・New Nikkor・オールドニッコール
初期のレンズ。現行カメラに取り付けるとボディ側露出計連動レバー破損の危険がある。

Ai Ai-S(MF)
1977年に登場。 レンズの絞りリングに露出計連動ガイドがついており、 ボディ側の露出計連動レバーに情報を伝える。 露出計連動レバーがついているカメラで露出を制御可能。 Ai-Sはボディからの絞り制御に対応している。

AF
1986年頃登場。CPU通信用の電気接点、フォーカス駆動のカップリングが追加。 AF可能のレンズ。ボディにモーターがないとAFが動作しないため D3000/5000系ではAFが使用できない。

Gレンズ
2002年に登場。絞り設定リング、フォーカス駆動のカップリングが削除されたもの。 旧式のカメラでは使用できない。

AF-S
現行のレンズ。レンズ内にモーターを採用している。

(FDまうんと)

キヤノンのカメラのマウント。 1971年に登場、初採用はキヤノンF-1。

スピゴットマウントに絞りの連動レバー、開放Fナンバーを伝えるピンを実装した。

(Gまうんと)

富士フイルムのカメラのマウント。中判サイズ(438×329)用。 2016年に発表。

マウントアダプター使用によりHマウントのレンズを使用できる。

(Hまうんと)

ハッセルブラッドのHシリーズカメラのマウント。 2002年に登場。

K

(Kまうんと)

ペンタックス(リコー)のカメラのマウント。バヨネット式。 Kマウント以前はスクリュー式のM42マウントが使われていた。

1975年から使われる。K2、KX、KMで初採用。

世代により複数の形式がある。

L

(L39まうんと)

ライカのカメラのマウント。 1930年のライカIモデルCから採用されたとされる。 スクリューマウント。径は39mm。

旧称はLマウント。現行Lマウント登場以降は こちらはL39マウントと呼称される。

(Lまうんと)

ライカのミラーレス一眼で使われるマウント。 2014/4に発表。ライカ T Typ701(APS-C)で初採用。

2018/9にライカ、パナソニック、シグマがLマウント・アライアンスの締結を発表した。

(Mまうんと)

(ライカMマウント)
1954年にライカが発表したカメラマウント。ライカM3で採用。 バヨネット式。 変換リングを使用するとL39マウントを使用できる。 コニカコシナもユニバーサルマウントとして使用している。

XマウントカメラはFUJIFILM M MOUNT ADAPTERでMマウントレンズを使用できる。

ライカM8発売時にはマウント部に6bitのコードが追加された。 白黒のドットになっており、レンズの種類を光学的に読み取る。

各社で互換性のあるマウントが使用されている。

(M42まうんと)

内径42mm、ピッチ1mmのスクリューねじこみ式マウント。 プラクチカマウントとも呼ばれる。 1915年にドイツで開発された。

ロック付の方式もある。

製作が簡単なため多くのメーカーで採用されたが、 1970-1980年代にかけてバヨネット式マウントへの転換がはかられた。

(PLまうんと)

Positive Lock. アリ社が映画撮影用16mm、35mmフィルムカメラ用に開発したレンズマウント。

(Qマウント)

ペンタックスのカメラの発表。 2011年のPENTAX Qで初採用。

センサーサイズはPENTAX Qで1/2.3インチ。 マウント自体はこれより大きなセンサーサイズにも対応している。 2013年のPENTAX Q7では1/1.7インチになった。

Qシリーズのボディにフォーカルプレンシャッターが内蔵されていない。 高性能レンズはレンズ内にレンズシャッターをもつ。 上記以外のレンズはボディのローリングシャッターが使われる。 ローリングシャッターは端から露光するため、動体撮影時にゆがむ欠点がある。

マウントアダプタ使用によりKマウントレンズを使用可能。

R

(RFまうんと)

2018/9にキヤノンが発表した新しいマウント。 フルサイズ用。

マウントアダプターを介してEFマウントレンズを使用可能。

(SAまうんと)

シグマのカメラマウント。 1992年のSA-300で初採用。

(Tまうんと)

タムロンが1957年に発表したマウント。42mm径のスクリューマウント。 M42マウントと類似するが、互換性はない。 ネジピッチは0.75mm。

レンズとボディ間の情報伝達機構はなし。

2020年現在は天体写真等で使われている。

(VMまうんと)

コシナ Voigtlanderのレンジファインダー用のマウント。ライカMマウントと互換性がある。 イメージサークルはフルサイズをカバー可能。

X

(Xまうんと)

(富士フイルム) APS-C用。 2012年のX-Pro1で初採用。

Mマウントアダプター使用によりMマウントのレンズを使用可能。

(ハッセルブラッド) 中判ミラーレスカメラのマウント。 2016年のX1Dで初採用。

(Zまうんと)

ニコンが2018年に発表したカメラマウント。 フルサイズ用。2018年のZ7で初採用。 マウント径は55mm。 フランジバックは16mm。

マウントアダプターによりFマウントレンズを使用可能。

(ZMまうんと)

Mマウントと互換性のあるカールツァイスのマウント。

(いちがんれふ)

撮影画像を光学ファインダーを通して視認できるカメラ。 レンズ交換が可能。

レフは光を反射させるレフレックスミラーのことをあらわす。 ミラーレスではこのミラーが省略されている。

レンズを通して入った光は主ミラー、フォーカシングスクリーン、 ペンタプリズムを経由して光学ファインダーに至る。 シャッターを切ると主ミラーが持ち上がり、撮影素子に光が届く。

の一部は主ミラーを通過しサブミラーを経由してAFセンサーに導かれる。 AFは位相差検出によりおこなわれ高速なピント合わせが可能。

ペンタプリズムは廉価機の場合はペンタミラー、ペンタダハミラーが使われることもある。

ミラーレスとの比較

(えきざくた)

Exakta. エクサクタとも。 ドイツのイハゲーのカメラブランド。

世界初の35mm判一眼レフカメラを発売した。

(えきざくたまうんと)

ドイツのイハゲーのカメラのマウント。 三爪のパヨネット式。口径38mm。

(すくりゅーまうんと)

ネジマウントとも。 カメラとレンズの取り付け部分がねじこみ式になっているもの。

(ちゅうばん)

ブローニー判とも。 35mm版と大判の中間のサイズのこと。 幅は6cm、高さはいくつか種類がある。

同じ120フィルムを使用していても画面サイズにより撮影枚数は変わる。

6x4.5は縦長。 6x6は正方形の写真となる。 6x9の比率は3:2。報道でよく使用された。

デジタルカメラの場合のセンサーサイズは 43.8×32.9mm。または43.8×32.8mm。

対応カメラ

(でんしまうんと)

電子接点を用いてボディとレンズ間で情報をやりとりするマウントのこと。

世界初の完全電子マウントはキヤノンのEFマウント(1987)。 これ以前のマウントにも電子式と機械式の併用だった。

データのやりとりはシリアル方式で行われる。

(ばよねっと)

マウントの方式の一つ。 レンズ側に3-4本の爪があり、ボディにはめて回すことでマウントする。

(ふぉーさーず)

Four Thirds. イーストマン・コダックオリンパスが提唱したデジタルカメラの規格。 4/3型センサーを使用。

(ぷらくちかまうんと)

M42マウントを参照。

(ふらんじばっく)

レンズ取付面からイメージセンサー面までの距離のこと。 短いほうがレンズ設計の自由度が高まるとされる。

ミラーレスはミラーがない分フランジバックを短くすることができる。

(ふるさいず)

イメージセンサーの種類の一つ。 撮像素子が35mmフィルムと同じ面積を持つもののこと。 大きさはメーカーにより変わるがおおむね36x24mm。高級機に採用される。

センサーサイズは35mm版フィルムとほぼ同じ。

(まいくろふぉーさーず)

2008年にパナソニックオリンパスが発表したデジタルカメラの規格。 フォーサーズシステムの拡張規格。 初のボディはパナソニック LUMIX DMC-G1。

オリンパス初のボディは2009/6のPEN E-P1。 EVFなしのモデル。

センサーはフォーサーズと同じ4/3型だが、フランジバックが20mmに短くなった。 レンズマウントも小型化しており6mm縮小。 また信号接点が二つ追加。

マウントアダプター使用によりフォーサーズレンズも使用可能。 機能に一部制限が出る場合がある。

(まうんとあだぷたー)

マウントを変換するためのアダプター。

(みらーれす)

一眼レフから主ミラーやペンタプリズムを省略したもの。 ノンレフレックスカメラともよばれる。

一眼レフより小型軽量。光学ファインダーと位相差AF機能はもたない。 AFはイメージセンサーでおこなう。

旧型ミラーレスのAFはコントラストAF。 2014年から開発が加速し、AF機能が向上していった。

画像は液晶モニタまたは電子ビューファインダー(EVF)で確認する。

レンズマウントは交換可能。


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