暗号


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暗号

(あんごう)

文字や記号を、ある定められた約束事に従い、固有の値を用いて他の文字や記号に変換すること。 このときの操作を暗号化と呼ぶ。 暗号化された文字や記号を元に戻す操作は復号と呼ぶ。

A

Advanced Encryption Standard.高度暗号化標準。 2000年にアメリカ政府がDESに代わり 政府内標準として策定した共通鍵(秘密鍵)暗号化規格。

暗号方式そのものはRijndaelと呼ばれることもある。

仕様は公開されている。

ブロック暗号。ブロック長は128ビット。 鍵長は128、192、256ビットから選択。

暗号化はラウンドという処理単位を繰り返して行われる。

Wi-Fi、SSL/TLS、圧縮ファイル暗号化に使われる。

Data Encryption Standard. 1977年にアメリカ連邦政府標準の暗号方式として採用された共通鍵(秘密鍵)暗号方式。

ブロック暗号で、データは64ビット単位に区切って処理される。

鍵長は56ビット。パリティチェック用の8ビットを加えたものが鍵データとなる。

Feistel構造と呼ばれる処理方式を採用している。

1990年代に解読が容易になり、応急的にTriple DESが考案された。 1999年には後継のAESがあらわれた。

連邦情報処理標準。 アメリカの連邦政府機関が軍事以外の用途で購買、利用する情報通信機器が満たすべき技術標準を定めた規格。 NISTが策定。

R

Rivest’s Cipher 4. ロナルド・リベストが考案した共通鍵暗号方式の一つ。 1ビット単位で暗号化、複合化が可能。 RSA Data Security社の登録商標。

仕様は公開されていなかったが1994年に何者かによりインターネット上に流出、 その後多くのシステムで使われるようになった。 流出した仕様をもとにしたものはARCFOUR(Allenged RC FOUR)と呼ばれる。

Rivest-Shamir-Adleman cryptosystem. 公開鍵暗号の一つ。 1977年にロナルド・リベスト、アディ・シャミア、レオナルド・エーデルマンが考案。 巨大な素同士をかけあわせた整数を素因数分解するのが困難であることを利用して作成された。

(えんこーど)

一定の規則に従ってデータを異なる形式の符号に変換すること。

(かぎ)

暗号化の際に同じアルゴリズムでも異なる結果を出すために与える固有の値のこと。

(きょうつうかぎ)

暗号化と復号のルールとキーが同一の暗号化方式。

送信者と受信者は同じキー(共通)を持つ。 古典的な暗号化方式。 共通鍵は絶対に外部に漏れないようにする必要がある。

(こうかいかぎ)

暗号化のと復号の鍵を別々にした方式。

暗号鍵は一般に公開され誰でも暗号化可能。 復号鍵は受信者のみが管理する。 共通鍵暗号方式と比べると処理に時間がかかる。

(だえんきょくせんあんごう)

ECC. 楕円曲線上の離散対数問題を安全性の根拠とする暗号。 1985年に暗号学者のビクター・ミラー、ニール・コブリッツが独立にほぼ同時に考案。

RSAと比べると短い暗号鍵で同じレベルの強度が得られる。

(でこーど)

エンコードされたデータを元の状態に戻す操作のこと。

(ふくごう)

暗号を参照。


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