Jw_win外部変形 バッチファイルの解説

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2003/02/28
Jw_winの外部変形バッチファイルの解説です。
Jw_winに付属するjww_smpl.batを参考としています。
無保証です。使用時は自己責任でお願いいたします。

@REM 外部変形名

一行目に記述。外部変形名を記述する。

(任意) @echo off

二行目に記述。MS-DOS用バッチコマンドで、この命令以下の命令をプロンプトに非表示にする。
なくてもよいが、その場合はプロンプトに命令が垂れ流し表示される。

REM #jw / REM #jww

外部変形プログラム宣言。どちらかを使用する。
前者はDOS版JW_CAD仕様のデータをjwc_temp.txtに吐く。
後者はJw_win仕様のデータをjwc_temp.txtに吐く。
REM #jwwの場合は、REM #jwと比べて以下のデータが出力される。

(任意) REM #cd

外部変形実行時に、jwc_temp.txtを、バッチファイルがあるディレクトリに作るようにする。
これにより、どの位置に外部変形プログラムを置いても、外部変形が動作するようになる。
この命令がない場合は、使用中のjw_win.exeと同じ位置にjwc_temp.txtが作られる。
この場合は外部変形プログラムが、jw_win.exeと同じ位置にないと動作しなくなる。

(任意) REM #hf

現在編集中のファイルのファイル名をjwc_temp.txtに書き出す。
形式は、ファイル名が「c:\jww\hoge.jww」の場合は、「file=c:\jww\hoge.jww」として吐かれる。
現在編集中のファイルが保存されていない場合は何もはかない(「file=」だけになる)。

REM #h0 〜 REM #h4

データ範囲の選択方法について指定する。

(任意) REM #hp

用紙の左下角を基準点(0,0)とする。
普段は、選択したデータの重心が(0,0)になる。
範囲指定時のみ有効。

(任意) REM #hcコメント

範囲選択時に表示されるコメントを記述する。
REM #h1 〜 REM #h4 命令の直後に記述する。
REM #0を使っている場合は使用禁止。

(任意) REM #g0 / REM #g1

データ選択のときにレイヤグループのデータ選択についての指定。
必ず「#h0」〜「#h4」、または「#hc」の後に続けて記述する。

(任意) REM #ht**

ブロック図形・曲線・寸法図形・ソリッドの消去・書出しについて指定。

(任意) REM #hr

現在の外部変形を繰り返し実行できるようになる。

(任意) REM #h/

現在の外部変形実行後、別の外部変形へ移行したい場合に設定する。
「REM #h/」の後にバッチファイル名を記述する。
「hoge.bat」の場合は、
REM #h/hoge.bat
とする。
バッチファイル名の後は、改行か半角スペース以外のものはつけてはならない。

(任意) REM #gn

jwc_temp.txtに のデータを出力する。
データは座標データの末尾に出力される。

(任意) REM #zz

jwc_temp.txtに のデータが出力される。

(任意) REM #0〜REM #99

指示点の指定。座標値はjwc_temp.txtに出力される。
REM #0〜REM #99で100回の座標指定が可能。
例えば「REM #1」を指定した場合は、jwc_temp.txtには、

hp1 100 200
という風に指示点のX,Y座標が出力される。

ただし「REM #0」を使用した場合は、座標値は出力されず、
指定位置の座標が(0,0)と見なされるほか、
REM #hpの指定も無効となる。

コメント

「REM #*」のあとに文字列を付加すると、実行時に文字列が表示される。
REM #1データを指定してください
また「#*」の後に「%d」をつけると、基準点Noも併記する。
REM #1%dデータを指定してください

仮線

「#1-」という風に数字の後に「-」を付加すると、 「-」を付加した点と、次の支持点の間に仮線が表示されるようになる。
以下の例の場合は、1〜2と3〜4の間に仮線が表示される。
REM #1-
REM #2
REM #3-
REM #4
また「-」を「/」に置き換えると、15度毎での仮線が表示されるようになる。
REM #1/
REM #2
REM #3/
REM #4

連続指示点

大量の指示を要求する場合や、指示回数が決まっていない場合は、 「REM #*#」を使うと、記述を省略できる。
以下の例は32回の指示を必要とする場合。
REM #1
REM #32#
この表記を使用した場合は、「点指示終了」ボタンが表示され、途中での終了が可能。

線・円・文字の指定

「REM #*ln」「REM #*ci」「REM #*ch」と表記すると、それぞれ単線・円・文字列の指定が可能。
例えば「REM #1ln」を指定した場合は、
hp1ln 100 200
(中略)
hhp1ln
 300 400 500 600
と、指定点の座標と、指定した線のデータが取得できる。
ci,ch使用時も、記号と図形データが置き換わるだけで出力方法は同じである。

(任意) REM #c / REM #f

起動オプションの指定ができる。回数は10回まで可能。

REM #c
「REM #c」のあとに文字列を付加すると、実行時に文字列が表示される。
REM #cオプションを指定
これらの指定で「123」と指定した場合、渡されるデータは「123」となる。

文末に「/_**」をつけると、**が入力オプションの前に付加される。
ただしコメントを必須とする。
例えば、

REM #cオプションを指定/_op
で「123」と指定した場合、渡されるデータは「op123」となる。

上記の「#c」ではIMEはOFFのままだが、かわりに「#f」を使用すると、IMEをONにできる。

ここで指定した起動オプションはDOSプロンプトの引数から取得が可能。
起動オプションを二つ指定した場合は、プログラム実行コマンドラインの末尾に%*をつける。
以下はRubyの場合の例。

ruby gaihen.rb %1 %2
「'」「"」「=」は使用しても出力されないので、注意。

(任意) REM #c&&/REM #f&&

起動オプションの確認・追加を指定できる。

REM #e

外部変形の設定終了。

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